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子連れ狼 死に風に向かう乳母車 1972年 日本

「…我ら親子、冥府魔道を歩む者」


柳生一族を敵に回した、元・公儀介錯人の拝一刀。
愛児・大五郎を乳母車に乗せ、一殺500両の刺客請負をしながら諸国流浪の旅に出る。

多くの漫画、若山富三郎や田村正和での映画化、
萬屋錦之介や北大路欣也での連続ドラマ化などなど日本が誇る愛される時代劇の一つ。
「Lone Wolf and Cub」というタイトルでアメコミ化までされました。
もちろんアメコミなので「Lone Wolf 2100」というトンデモない続編も出てます。
2100年の沖縄が舞台だそうで。

今回私が観たのは若山富三郎版映画のひとつ。
若山富三郎ってーのは…深作欣二監督の「魔界転生」でオヤジ殿をやってた人ね。
誰も分からねーか。
今までは北大路欣也版しか観た事が無かったんだけど、こっちはよりハードだね。

90分の映画に原作要素を詰めに詰めた一作。
チャンバラ、噴血、武士道、もちろんエロも、だ。
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ディープインパクト 1998年 アメリカ

地球に迫る巨大隕石。
爆破に失敗し、残された運命は…。

「ディープインパクト」(以下、D)とよく引き合いに出されるのが「アルマゲドン」(以下、A)。
どっちも隕石大騒ぎモノで、アメリカでの公開はDの2ヶ月後にA。
日本ではDの6ヶ月後にA。
Dは報道とか避難とか家族愛とかがごった煮。
Aは爆破作業そのものに重点。
Dの日本での興行収入は80億。
Aの日本での興行収入は140億。
Dには、ロードオブザリングに出る前のイライジャ・ウッドが出演。
Aにはロードオブザリングに出る前のリヴ・タイラーが出演。

私個人の意見では、Aをお勧めします。
濃いオヤジ俳優と透き通ったリヴの肌質感を見ておきましょう。

巨大隕石の落下に備え、最終的にアメリカが取った行動は
「石灰岩の大地の下に施設を建造し、100万人を2年間避難させる」
…えー?アメリカだと暴動起きるんじゃないのコレ?
金は天下の回り物。ところがどっこい近頃は、天下が金の回し物。
金さえありゃとは申しませんが、情けがありゃとも申せません。
綺麗事ばかりじゃあとどのつまりの堂々巡り
どうやらどの世に生まれても こいつだけは許せねぇ、てな輩がおりますもので…。



新主人公に東山紀之というウルトラCをやってのけた2時間特番最新作。

経師屋の涼次…TOKIO松岡
からくり屋の源太…関ジャニ大倉
依頼人と仕事人の渡りをつける「なんでも屋のおかよ」の位置は和久井映見。

仕事人にジャニーズ、というのは違和感が…と言いたかったが、
西順之助=ひかる一平もそうだしな…。
でももう少し老若硬軟取り揃えて欲しいところ。
ここに梅宮辰夫なんて入れたら渋かったのになぁ。
仕事人の元締めは森光子だと思ったんだが。

仕事人シリーズの注目所のひとつは、殺し技。
王道としては正面からバッサリ、不意討ちでサックリ、何かを突き刺す、などなど。
意外系としては屋根から落とす、撲殺、感電、バズーカ砲などなど。
今作でも色々出てきますが…どうなんだコレは…。
(ネタバレにつき反転)

小五郎(ヒガシ)… 正統派剣術
からくり屋…ヘビのおもちゃをノドに巻きつける&ノドに刺す
経師屋…天井裏から毒液をポタリor毒液を含ませた筆で書く

でもこれくらい弾けた技も無いとね。
「うらごろし」や「剣劇人」の境地にはまだまだ(笑)
若者には受けたのか、視聴率としては20%超えしたようだし再ドラマ化も夢じゃない。
ただ私のような老人からすると…ちょっと鮮やか過ぎないかい。
昔の必殺シリーズにも笑いや風刺は頻繁にあったけど、
それを上回る悲哀というか寂寥感ってのが必ずあった。
泥水をすするような救われないシーン、汚れた、あるいは色あせた世界観が必ずあった。
でも今作では…そりゃまぁ救われない人とかいたけどさー、
この程度は水戸黄門や暴れん坊将軍辺りでも表現するでしょ。
三匹が斬るっぽくなってないかい。
ひかる一平だらけになった仕事人ズに、念仏の鉄や糸井貢は果たして生まれるか。
あんた、この仕事人どう思う?

明日の日記は「今年ももう終わりですね」。

あ・な・た~…今日はァ、パンにするゥ?それともォ、御飯にするゥ?


























ごぱん宣言

米粉9に対しトウモロコシ粉1を混ぜ込んだ事で絶妙な食感が、だそうです。
5センチx8センチくらいの大きさのパンが8枚。
やや小さいカステラくらいの大きさなんですが重さがズッシリ。
「必ずトーストすべし」と注意書きがあるのでしっかりトースト。
普通の食パンに比べるとあんまり焦げないなぁ。

お勧めの食べ方は…

・トマトソース
・バター+グラニュー糖
・砂糖醤油
・もろみ味噌
・海苔の佃煮
・和風煮物を載せる

わー……

とりあえずシナモンシュガー、トマトソース、バター+塩胡椒、の3枚を作る。
ムシャムシャムシャ。

んんー、粉っぽいというか何と言うか。
目の詰まった生地で、風味はパンとはちょっと違うなぁ。
食感もフワフワとかではなくてズシッともちっと。
パンのような甘みや香ばしさはあまり無いし、
ピザ生地のようなふっくら感はあまり無いし。
あーでもどっちかと言えばピザ生地気分で食べるほうがいいなー。
ジャムやバター、というよりはトマトソースのほうが合う。

意外に合ったのが バター+塩胡椒。
ニョッキ「ぷう。の旦那ァ!ぷう。の旦那ァ!」

ぷう。 『はいはい、どうしましたかナ』

ニョッキ「またまたお尋ねしてェ事があるんで」

ぷう。 『はいはい、何についてで御座いますかナ』

ニョッキ「いや、またまたウドンなんですがね」

ぷう。 『はいはい、赤いきつねとかごんぶととか』

ニョッキ「そりゃあ…… …合ってるじゃねェですかい。そのウドンで」

ぷう。 『ウドンの何がお困りで』

ニョッキ「いや、この前旦那に教えてもらったじゃねェですか、
     江戸ではウドンの薬味に割り胡椒を使ってたって」

ぷう。 『はいはいその通り。江戸初期は東インド会社からかなりの量を輸入してましてな。
     ウドンに限らず湯豆腐なんかにも割り胡椒だったそうで御座いますよ。
     米一升を醤油と出汁、割り胡椒小さじ2を混ぜて炊いた胡椒飯なんていうのもある。
     何にせよ、江戸後期、幕末辺りまでには薬味=胡椒、は廃れたそうですが。
     詳しい事はWebで検索を』

ニョッキ「何ですかいそのWebってのは…でね、オイラそれを長屋のお花に教えてやったんでさァ」

ぷう。 『ほうほう、あの7月の終わりに観月会に行くとかいうお花さん』

ニョッキ「何でそんな事まで知ってるかなこの老人は」

ぷう。 『そう誉めないで』

ニョッキ「誉めちゃいねェんで。ともかくお花に話しましたらね、
     お花の奴がこう言うんで。
     『どうせならあちきはもっと古い時代のウドンが食べとうありんす』

ぷう。 『なるほどねぇ。ではもっと古い時代のウドンが知りたい、と。
     ちょうどいい。私もお昼を食べようと思ってたところだ』

ニョッキ「よ!さすが旦那」

ぷう。 『それにしてもアンタはいつも昼どきに来るね』







ぷう。 『……はいはい、出来ましたよ。遠慮せずに食べておくれ』

ニョッキ「…旦那、このウドンは…いったい何味なんで?」

ぷう。 『味噌と胡椒ですなァ』



平安時代辺りには「牟義縄」(むぎなわ)という食べ物があったそうです。
これは中国伝来の食べ物で、本来は「索餅」(さくべい)と呼ばれていました。
小麦粉を水で練り、紐のように伸ばして2本縒り合わせて作ります。
このお菓子が後世になって麺へと進化し、
その中で 切った牟義縄→切った麦縄→切り麦、という名前に変わったようです。
言うなればウドンの前身が切り麦(今で言う冷や麦)、そのまた前身が索餅というわけ。
この索餅についてはつけダレ?のレシピがあります。
…それも今から1000年以上前の。 
それによると…

・索餅は小麦粉一石五斗、米粉六斗、塩五升を使う
・この材料で出来るのは575藁の索餅

藁、という単位は不明ですが、1藁=1食分と仮定すると、
一人当たり3合強の小麦粉となり、現代のウドンに換算すると1キロ近く!
この1藁に使う調味料は以下の通り。

・糖(?) 3勺(54mg)
・小豆  3勺(カップ1/3強)
・酢   1勺(カップ1/10)
・醤(たまり醤油) 2勺(大さじ2強)
・塩   6勺(110ml)
・生姜  1勺(大さじ1強)
・胡桃  6個

これを混ぜ、索餅に和えて食べるそうです。
なお御丁寧な事に、これら食材が無い時用の簡易タレレシピまであるんです。

未醤1.1~2.6勺をからめて食べるべし。薬味は胡椒
未醤というのは現代で言う味噌。

もっと時代が下がると、茹で湯そのものに味噌を溶かして食べるようになり、
(味噌煮込みのルーツ!)
さらに時代が下がると、煮詰めた味噌汁を袋に入れ、垂れ落ちる雫をつけダレにしたとか。
醤油が安定供給されるまでは、こう言った味噌ダレが基本だったそうですよ。

おっと、前回の「薬味に黒胡椒」は素ウドンの薬味です。
ザルウドンでも使われていたはずなんですが、確認が取れませんでした。
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