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芸術の何が凄いのかは私にはサッパリ分からない。
でも「もう一回観たいくらい凄いモノ」が芸術なら、
これはすげー芸術だ。

細川流 盆石

盆石にもいくつか流派があるようですが、
細川流はこの 水盆石 がすげえ。
水の底に砂、ではありませんぞコレ。
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で、持ち込みにせよやらないかにせよ、没とか断られる事ってのも…ある、は、ず、ですよね?
いや、実際に連載を開始してからもそういうのはあるわけですよね。
考えたくないけど。

…そういう時、どんな事言われるんだろう?


線が死んでいる! とか?
背景をもっと丁寧に! とか?
コマ運びがおかしい! とか?
キャラの性格をもっと極端に! とか?

…いやそうやって問題点がはっきりするならいいですけど、

面白くない! とか?
ウチでは売れない! とか?

そんな指摘(?)だったらすっげー落ち込むよねぇ。
編集さんだって色々な事情がありますし、
一人の漫画家に多くの時間を割けない事もあるかもしれません。
でもどうやって伝えてるんでしょうね。
コレも我々読者には永遠の謎ですが、覗いてみたい気もします。

…というわけで、ちょっとだけ覗いてみましょう。
と言っても「漫画家さんへの没通知集」はさすがに無いので
「作家さんへの没通知集」を見てみましょう。
いやーあるんですよそんな資料が。

アンドレ・バーナード まことに残念ですが… 徳間文庫

有名作品でも
「作品を単なる好奇心以上のレベルに高めるための観察力や感受性に欠けている」(アンネの日記)
「ご自身のためにも、これを発表するのはおやめなさい」(チャタレイ婦人の恋人)
「果てしなき悪夢だ。これが受けるとは考えられない」(宇宙戦争)
「英語に翻訳するのは不可能と思われます」(ブリキの太鼓)
「不快な要素が含まれている」(ドリアン・グレイの肖像)
「実にお粗末!」(戦場にかける橋)

遠まわしに
「こういう小説は良質であるにもかかわらずますます売るのが難しくなっている」
「私個人としては非常に駄作であると確信を持ったわけですが、あるいは勘違いとも限りません。
 ひとつ飛び切りの傑作を書いて私をギョッとさせてもらえないでしょうか」

そんな馬鹿な
「書き出しの行に「r」が多すぎます」

いいねコレは
「親愛なる閣下、原稿を拝読させて頂きました。いやはや、何たる事でありましょう、閣下。」

簡潔かつ残酷
「これを読んでもあなたに小説を書ける力があるという事がどうしても納得出来ないのですが」
「まことに残念ですが…と言いたいところだが、本書を却下するのは残念でも何でもない」
「この詩が本当に○○より優れているなら、貴殿の作品を全て食べてみせましょう」
「火にくべよ、お若いの。焼いてしまうがいい。炎が全てを浄化してくれるだろう」
「私の目がページに留まってその意味を理解する事を頑として拒否した」
「作品の良し悪しなど二の次だ。これは断じて出版出来ない」
「10冊も売れないでしょう」
「何だ、これは」

ある詩人は、返却原稿の封筒を開けると灰が入っていたそうです。
すげえ。
パピポが無いと何だか寂しいですねぇ。
新雑誌早く出ないかしらん。

…で、こういう時に常々私が疑問に思っているのは
「漫画家さんはどーやって仕事を得ているのか」であります。

例えばあそこの処方箋を例に考えてみましょう。
後藤さんが、仕事の合間を縫ってぶんか社向けの漢方漫画を試作して持ち込み、
それが高評価だったので連載決定…なんて流れ。
ま、これを「持ち込み」と呼ぶ事にしましょう。
デビューは持ち込みでした、という漫画家さんは結構いらっしゃいますね。
ベテランさんはどうなんだろう?

次に、後藤さんの漫画(パピポやライフや)をぶんか社の編集さんが読んでいて、
ウム、うちの雑誌に合いそうだと判断して「ウチで描きませんか」と声をかける場合。
ま、これを「やらないか」と呼ぶ事にしましょう。
新雑誌創刊時はこの「やらないか式」だけ、ですよね。たぶん。
個人サイトでメールが送れる後藤さんはともかく、
そうでない漫画家さんにはどうやって連絡するんでしょうね?
漫画家の連絡先は公開されていないはずですし、
個人サイトなどが無く、且つ以前にぶんか社で仕事をした事が無い漫画家さんだと
連絡できないよねぇ。
まさかパピポファンレターで「ぶんか社でやらないか」って送ったりは…。
それとも雑誌編集部同士は案外仲が良くて、

ぶんか社「アンタんとこで描いてる後藤って漫画家の連絡先教えてよ」
パピポ 「いーよ」

…って事は…いやーちょっと想像しにくいなぁ。

我々読者には永遠の謎ですが、覗いてみたい気もします。

明日の日記は「断られる」。


2ヶ月ほどで閉店してた。
たぶん柱が無くなったせいだと思う。
羽の楽園でお付き合いのある人たちで、
個人サイトを持っている人が何人かいます。
私はそんなサイトの日記更新を楽しみにしております。

今日も日課のサイト巡回を開始。
すると…


「読んだなあ東京外国人。」


「読んだなあ東京外国人。」


「読んだなあ東京外国人。」


昨日の日記で採り上げたマイナー出版社の本を…
読 ん で い た 人 が い た !

えええッ!
わ、私が巡回するサイトなんてごく僅かなのに!
しかもこんなマイナー出版社の本を!
誰も読んでいない事を前提に書いたのに!
読 ん で た か !

レンタルビデオ屋で「カブキマン」を借りたら彼女に「それ知ってる」と言われたような気分です!

あ、明日こそやります「画像祭り(1枚)」。
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