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理容関係者用かみそり プロフェッショナルMR3

…でもコレで剃ってもらっても、なんか損した気分になりそう。
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キリスト教・アダム派
礼拝時は必ず全裸。

キリスト教・狂気派
常に笑っている。

キリスト教・神秘的静寂主義派
「天の光」なるモノに興味を持つ。
頭をグルグル回し、動脈を圧迫する事で鮮やかな「光」を見る事がモットー。

注・全て実在した派閥です。
陰惨な事件が起きました。
17歳が実の母親を殺害し、そのクビを持ったまま警察へ自首。

…こういう事件が起こるたび、必ず取り沙汰されるのがその要因。
曰く、「インターネット文化が云々」、
曰く、「コミュニケーション不足が云々」、
曰く、「ゆとり教育が云々」。

こういう自称・識者の意見を聞くたびに吐き気がします。
不特定多数の人が観る場所で、あんまりこういう事を書くのは気が進まないんですが…。
でも、どうしても言いたい。

無理やり理由を考えるの、止めましょうよ。

犯人が犯行後、ネットカフェに行って音楽DVDを視聴したそうですが、
だからと言ってネットに注目したり音楽DVDに注目したりというのはおかしいですよ。
某有名ニュースでは「ネット社会の影響が」とか言ってましたが、
それじゃまるでネットやってればこういう犯罪を起こしかねないと言わんばかりじゃないですか。

インターネットを利用していれば犯罪者になりますか? NOです。
特定の音楽DVDを視聴する人間は犯罪者になりますか? NOです。
学校教育に問題が?だったら犯人と同じ教育を受けた生徒は犯罪者になりますか?

殺人シーンのある漫画を所持していた、という報道もありました。
それ、そんなにオカシイ事ですか?
17歳でしょ?漫画くらい持ってるでしょ。
その中に殺人シーンがあっても不思議でも何でも無い。
北斗の拳なんか大虐殺漫画じゃないですか。

ほぼ全ての人間は、どんなに大虐殺漫画を読んだって殺人はやりません。
印象には残るでしょう。
記憶にも残るでしょう。
でも、それを実行するかどうかは別問題です。
大きな「壁」があるのです。
実行するものが犯罪であるなら、その「壁」は高く分厚いはずです。
ここを読んでいるあなたはその壁を超えられないから犯罪者になっていないのです。

陰惨な事件の犯人はこの「壁」を超えたのです。
超えた事が問題なのであって、超える先が問題では無いのです。
方法と結果、問題になるのは方法です。
方法が理解出来ないからといって勝手に想像したって、それに何の意味があるでしょうか。

いつの日かこういういい加減な予想が無くなる日は来るでしょうか。
古い友人がネット界の隅?で生きていた事が判明。
しかもその友人はネットラジオをやっている事が判明。
なぜか拡張子plsでのリアルタイム放送を聴けないので、
wmaファイル化されている過去ログを聴く。

…が、開始0.05秒で笑いが止まらなくなって中断。
いや、悪意は無いんだが友人の声がPCから聞こえるという状況に耐えられない。

何故plsファイルが使えないのか究明したいけど今日はパス。
内澤旬子 世界屠畜紀行 開放出版社

食肉、それもいわゆる屠殺について世界中を巡ります。
かなーり珍しいジャンルの本です。

肉を食べるという行為は100%間違い無く、動物の命を奪う行為。
しかしひとつの食肉を作る上では、殺すという作業は始まりに過ぎません。
それゆえ作者が使うのは屠殺ではなく屠畜という言葉。
どのように命を奪い、加工し、食肉が出来るのか。
…そして差別問題はあるのか。
食肉を取り巻く現状を自分で観て話して触って作業して調べた1冊。

全17章、出てくる国は
東京・韓国・モンゴル・バリ・エジプト・沖縄・チェコ・インド・アメリカ…
扱う家畜も牛・豚・鶏・ラクダ・犬…。

手書きイラストで解体作業などもしっかり描写するので、
最初のうちは私も読み進めにくかったけれど、
世界中の人の、「肉」に関する考え方が垣間見えて大変イイ読書になった。
いくつか興味深かったとこをご紹介。

「韓国人=焼肉、っていう感覚は、日本人=スキヤキ、みたいなものかもしれない」
(韓国人にとってハレの食事=焼肉)

バリ在住の日本人にインタビュー。
彼の会社に勤めるバリ人には年間100日の「お祭り公休」が認められている。
(そして祭りがあるたびに豚などをつぶす)
「およそバリ人成人男性たるや、豚の解体は文字通り朝飯前で御座います」

(牛が殺されるのを見て平気ですか?、と聞かれて)
『殺す、違います。殺す、は悪い言葉です。
人を殺すのは悪い事だから殺す、ですけど
動物は人間が食べるため・神様にあげるためです。
それは殺す、とは言いません。切る、です。』

モンゴルでの屠畜方法その1・ノガスラホ
頚椎に小刀を刺し、脊髄を両断する。
モンゴルでの屠畜方法その2・オルルフ
動物を仰向けに寝かせ、腹を小さく裂く。
そこから手を入れ横隔膜の高い位置(腹側)を破って心臓動脈を指でひねり切る。
こうすれば横隔膜の向こう側・腹腔に血が貯まるので大地を汚さない。

「日本人は神経質過ぎる!日本人だって毒入りのフグを食べるじゃないか!
あれで死ぬのは年間何人だ?今まででBSEで死んだのは何人だ?
フグで死ぬ奴のほうが断然多いのに…なぜだ!」



インドだったかバリだったか、
食べるという行為を理解し家畜に感謝して食べる(屠畜する)なら、それは善行。
腕に止まった羽虫を叩き殺すほうが遥かに問題…という考え方が印象に残った。
あと、「屠畜業者は動物を美味しい肉に加工してくれる人。大工や米屋と同じ」という意見に大賛成。
この考え方なら差別は生まれないはず…なんだけどな。
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