忍者ブログ
[115]  [114]  [113]  [112]  [111]  [110]  [109]  [108]  [107]  [106]  [105
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

陰惨な事件が起きました。
17歳が実の母親を殺害し、そのクビを持ったまま警察へ自首。

…こういう事件が起こるたび、必ず取り沙汰されるのがその要因。
曰く、「インターネット文化が云々」、
曰く、「コミュニケーション不足が云々」、
曰く、「ゆとり教育が云々」。

こういう自称・識者の意見を聞くたびに吐き気がします。
不特定多数の人が観る場所で、あんまりこういう事を書くのは気が進まないんですが…。
でも、どうしても言いたい。

無理やり理由を考えるの、止めましょうよ。

犯人が犯行後、ネットカフェに行って音楽DVDを視聴したそうですが、
だからと言ってネットに注目したり音楽DVDに注目したりというのはおかしいですよ。
某有名ニュースでは「ネット社会の影響が」とか言ってましたが、
それじゃまるでネットやってればこういう犯罪を起こしかねないと言わんばかりじゃないですか。

インターネットを利用していれば犯罪者になりますか? NOです。
特定の音楽DVDを視聴する人間は犯罪者になりますか? NOです。
学校教育に問題が?だったら犯人と同じ教育を受けた生徒は犯罪者になりますか?

殺人シーンのある漫画を所持していた、という報道もありました。
それ、そんなにオカシイ事ですか?
17歳でしょ?漫画くらい持ってるでしょ。
その中に殺人シーンがあっても不思議でも何でも無い。
北斗の拳なんか大虐殺漫画じゃないですか。

ほぼ全ての人間は、どんなに大虐殺漫画を読んだって殺人はやりません。
印象には残るでしょう。
記憶にも残るでしょう。
でも、それを実行するかどうかは別問題です。
大きな「壁」があるのです。
実行するものが犯罪であるなら、その「壁」は高く分厚いはずです。
ここを読んでいるあなたはその壁を超えられないから犯罪者になっていないのです。

陰惨な事件の犯人はこの「壁」を超えたのです。
超えた事が問題なのであって、超える先が問題では無いのです。
方法と結果、問題になるのは方法です。
方法が理解出来ないからといって勝手に想像したって、それに何の意味があるでしょうか。

いつの日かこういういい加減な予想が無くなる日は来るでしょうか。
PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
(11/20)
(10/18)
(02/15)
(02/08)
(02/01)
コメント
[03/11 すみす]
[03/11 阿部定一郎]
[03/11 HIGE]
[03/11 J☆]
ブログ内検索
最新TB
アクセス解析
忍者ブログ [PR]