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おおっと、切開を始める前にどうしても聞いておきたい事が。
「あの…金属バナナ(仮名)についてなんですが…。
一体どんなアイテムなんで?」
「あー、肛門鏡ね!んーと…さっきのは洗浄に出したから…
このサイズとこのサイズの中間だね!」
小サイズは親指よりやや細いサイズ。
大サイズはバナナサイズ。
「実は…前の病院でいきなり大サイズをブッ刺されたんですが」
「…ホント?ストレッチも無しでそんなの絶対入らないよ!」
やっぱりな。
さて、切開です。
ベッドに横向きに寝て、軽く足を抱える体勢。
ストレッチマンはゴム手袋を装着。準備に入ります。
「さーてー…今から切開します、が……んー、コレ大きいなぁ!
ちょっと人手が要るかな?あと2人…3人呼ぼうか!
(現れる3人の看護婦)
この患者さんは「肛門周辺膿瘍」ね!ここに膿が溜まってます。
今からここを切開して膿を出しますから。
ところでプ(実は女)さん、肛門科の今後のために切開作業を撮影してもかまいませんか?
これは中々…資料的価値があるよ!」
「世に百万の痔に苦しむ患者さんのためになるならもちろんOKでサァ」
「ク~…有難くて涙が出るねェ!
…じゃ、ロビンちゃん(仮名)、デジカメよろしく!ここを切開するから!
切開前と切開後…膿がドロッと出る瞬間を撮っちゃって!」
看護婦3人にしげしげと眺められる私の肛門。
しかもロビンちゃん(仮名)に至ってはデジカメ装備。
「では今から麻酔をします!…キシロカインを…5、よろしく!
…はい、はいアリガト。
さて今から麻酔を打ちますが、正直に言うとこれかなり痛いです!
でも動かないでね?じゃ、行くよ?」
プス
ぐ
ぐうう
おおおおおおーうううーーーヴアアァァッ!!!!!
いいいい痛ェよ!半端なく痛ェよ!
点滴や普通の注射針はプスッて感じ何ですが、
こっちは明らかに「刺す」痛みです。
カラダのどこかから危険信号が出ています。
「ごめんねー痛いよねー痛いよねーでも我慢してねーもう少し…
…はいOK!痛かったでしょー?これ気絶する人もいるんだよ?」
感覚としては歯茎への麻酔に近いかな。
打ち終わった後は手のひらに汗の粒がジットリ。
「はい、じゃちょっと押さえて…もうちょっと…ここ、
ここから膿が出るからね、写真撮ってね? はい、じゃ切りますよ?」
サクッ
いいいいいい痛いってェェ!
「おっとゴメン!ここはまだ麻酔の効きが甘かったみたいだね!キシロもう1本!」
ノォォッ!!!
今度こそ切開開始。痛みは無し。(触覚はあるんですけれど)
何かが流れ出ている感じもあります。
「そーら出て来た出て来た…!
どうですか?痛くないでしょ?キシロは凄いねえ!
それにしても男の人は大体痔を我慢して我慢して我慢して、
痛みに耐えられなくなってからやっと病院に来るんだよねー。
来るのが早ければそれだけ処置が簡単なんだけどね」
「…えーと、うら若き乙女の患者じゃなくてすみません」
「ハハハ、確かに!
でも私が『乙女専門肛門科医』なんて名乗って御覧なさい!
単なる変態医師ですよ!」
(ロビンちゃん(仮名)がぼそっと)
「…オトコ専門肛門科医ってのもビミョーですよね…」
切開開始から終了までおよそ5分。
傷口は肛門のすぐ近く・右前寄り。
膿が完全に出るまではガーゼをあてておきます。
起き上がり、診察室で再度説明開始。
「どうですか?麻酔が効いているから分かりにくいかもしれないけど、
違和感や痛みが無くなったでしょ!
…ほーらこれが切開前の画像。ここ腫れてるよね?
ここにメスを入れると…(嬉しそうに)ほーらこんなに出て来た!
切開して出口を作り、膿を排出する事を「ドレナージ」と言います。
ドレナージで膿が出切れば、眠れないような痛みは起きません。
後は抗生剤・止血剤の点滴を受けてもらえば今日は終了です!
…ただし、直腸に開いているはずの雑菌侵入の入り口は開いたままです。
その雑菌が繁殖し、膿を作っている場所もそのままです。
ですから膿の入っていた袋は小さくなるでしょうが、管は残ります。
膿の生産そのものも止まっていません。
抗生剤を飲みつつ経過を3日ほど見て、
次回は直腸の中にある雑菌の入り口を探しましょう!」
「あの…金属バナナ(仮名)についてなんですが…。
一体どんなアイテムなんで?」
「あー、肛門鏡ね!んーと…さっきのは洗浄に出したから…
このサイズとこのサイズの中間だね!」
小サイズは親指よりやや細いサイズ。
大サイズはバナナサイズ。
「実は…前の病院でいきなり大サイズをブッ刺されたんですが」
「…ホント?ストレッチも無しでそんなの絶対入らないよ!」
やっぱりな。
さて、切開です。
ベッドに横向きに寝て、軽く足を抱える体勢。
ストレッチマンはゴム手袋を装着。準備に入ります。
「さーてー…今から切開します、が……んー、コレ大きいなぁ!
ちょっと人手が要るかな?あと2人…3人呼ぼうか!
(現れる3人の看護婦)
この患者さんは「肛門周辺膿瘍」ね!ここに膿が溜まってます。
今からここを切開して膿を出しますから。
ところでプ(実は女)さん、肛門科の今後のために切開作業を撮影してもかまいませんか?
これは中々…資料的価値があるよ!」
「世に百万の痔に苦しむ患者さんのためになるならもちろんOKでサァ」
「ク~…有難くて涙が出るねェ!
…じゃ、ロビンちゃん(仮名)、デジカメよろしく!ここを切開するから!
切開前と切開後…膿がドロッと出る瞬間を撮っちゃって!」
看護婦3人にしげしげと眺められる私の肛門。
しかもロビンちゃん(仮名)に至ってはデジカメ装備。
「では今から麻酔をします!…キシロカインを…5、よろしく!
…はい、はいアリガト。
さて今から麻酔を打ちますが、正直に言うとこれかなり痛いです!
でも動かないでね?じゃ、行くよ?」
プス
ぐ
ぐうう
おおおおおおーうううーーーヴアアァァッ!!!!!
いいいい痛ェよ!半端なく痛ェよ!
点滴や普通の注射針はプスッて感じ何ですが、
こっちは明らかに「刺す」痛みです。
カラダのどこかから危険信号が出ています。
「ごめんねー痛いよねー痛いよねーでも我慢してねーもう少し…
…はいOK!痛かったでしょー?これ気絶する人もいるんだよ?」
感覚としては歯茎への麻酔に近いかな。
打ち終わった後は手のひらに汗の粒がジットリ。
「はい、じゃちょっと押さえて…もうちょっと…ここ、
ここから膿が出るからね、写真撮ってね? はい、じゃ切りますよ?」
サクッ
いいいいいい痛いってェェ!
「おっとゴメン!ここはまだ麻酔の効きが甘かったみたいだね!キシロもう1本!」
ノォォッ!!!
今度こそ切開開始。痛みは無し。(触覚はあるんですけれど)
何かが流れ出ている感じもあります。
「そーら出て来た出て来た…!
どうですか?痛くないでしょ?キシロは凄いねえ!
それにしても男の人は大体痔を我慢して我慢して我慢して、
痛みに耐えられなくなってからやっと病院に来るんだよねー。
来るのが早ければそれだけ処置が簡単なんだけどね」
「…えーと、うら若き乙女の患者じゃなくてすみません」
「ハハハ、確かに!
でも私が『乙女専門肛門科医』なんて名乗って御覧なさい!
単なる変態医師ですよ!」
(ロビンちゃん(仮名)がぼそっと)
「…オトコ専門肛門科医ってのもビミョーですよね…」
切開開始から終了までおよそ5分。
傷口は肛門のすぐ近く・右前寄り。
膿が完全に出るまではガーゼをあてておきます。
起き上がり、診察室で再度説明開始。
「どうですか?麻酔が効いているから分かりにくいかもしれないけど、
違和感や痛みが無くなったでしょ!
…ほーらこれが切開前の画像。ここ腫れてるよね?
ここにメスを入れると…(嬉しそうに)ほーらこんなに出て来た!
切開して出口を作り、膿を排出する事を「ドレナージ」と言います。
ドレナージで膿が出切れば、眠れないような痛みは起きません。
後は抗生剤・止血剤の点滴を受けてもらえば今日は終了です!
…ただし、直腸に開いているはずの雑菌侵入の入り口は開いたままです。
その雑菌が繁殖し、膿を作っている場所もそのままです。
ですから膿の入っていた袋は小さくなるでしょうが、管は残ります。
膿の生産そのものも止まっていません。
抗生剤を飲みつつ経過を3日ほど見て、
次回は直腸の中にある雑菌の入り口を探しましょう!」
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