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被災者に配られた食料に関してアンケートを取ると、
食材が偏っている・温かい食べ物が無い、という苦情が多かった。
特に揚げ物の比率や登場回数が多かったため、
食料が不足していたにも関わらず食べ残す人すらいた。
一風変わった所で、
「ご飯が硬い」という苦情も多かった。

地震で、地元の弁当屋さんなどは軒並み潰れた。
近隣地域で作り、運ばなければならなかったが
そうなると腐敗との勝負になった。
通常の持ち帰り弁当はおおむね購入から4時間以内に食べる事を想定しているが、
震災中はとてもそんな短時間に配布出来る状態では無く、
水分の多い生鮮野菜や白飯は使えなかった。

具体的に言うと、
調理後常温で36時間放置しても腐敗しない弁当が求められた。
仕方ないとはいえ高いハードル。
ご飯は硬めに炊き、水分量を減らしておかないと腐敗する。
また温かいご飯と冷たい惣菜を一気に盛り付けると腐敗の原因になる。
ご飯を炊き、冷まし、それから詰める。
一気に冷却出来る大型装置を持った業者は3割しか無く、
残りの7割は扇風機で冷ました。
これによりご飯はますます硬くなった。

食べ物のレパートリーの少なさは精神的にもキツイ状態であるため、
西宮市は2月中旬頃、独自の方法を編み出した。
被災者1人の1日分の食費(1200円)の中から100円を徴収し、
食材+調味料を別枠で配給した。
パンや弁当を配給するだけにこだわらず、各自で調理してね…という方法を併用したのだ。
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