忍者ブログ
[1150]  [1149]  [1148]  [1147]  [1146]  [1145]  [1144]  [1143]  [1142]  [1141]  [1140
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

盛り土が高さ5mになればひとまず作業終了。
これで水分たっぷりのヘドロにフタをし、さらに漬物石を載せた状態が完成した。
次の作業はヘドロの水分を抜く「水抜き」。
ヘドロの上に載せたコンクリートに小さくて深い穴を何個も開け、
スポンジ状の穴が開いたプラスチック製の短冊を埋める。
短冊の頭を地面に出しておけば、地下の水がもの凄い勢いで吸い上げられて出てくる。
200万本も埋めるのでパッとみはネギ畑。
大昔はダンボール製の短冊を埋めたそうである。
(そういえば工事現場でそんなの見た事あるぞ!)

故にこの水抜き工程を「ペーパー・ドレーン」と呼ぶ。

地盤は2週間で2m下がる。
この後にさらに大きめの穴を掘り、今度はを詰める。
地下の水分は砂の部分に集中し、さらに水抜きが出来る。
この工程は「サンド・ドレーン」。

地盤は半年~1年でさらに5~9mも下がる。
これによりヘドロのままだと1000年(!)かかると言われた水抜きが僅か1年で完了。

これだけ厳重に水抜きを行い作った滑走路だが、それでも地盤沈下は無くならない。
羽田空港は地盤沈下が起きる事が前提で建設されており、
そのための素早い対処法も編み出されている。

(つづく)
PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新記事
(11/20)
(10/18)
(02/15)
(02/08)
(02/01)
コメント
[03/11 すみす]
[03/11 阿部定一郎]
[03/11 HIGE]
[03/11 J☆]
ブログ内検索
最新TB
アクセス解析
忍者ブログ [PR]