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若田光一さんが乗るスペースシャトルは米国時間3月11日に出発。

発射時にシャトルの耐熱タイルがダメージを受けてしまったらどうするか。
そのまま大気圏突入して地球に帰って大丈夫か。

発射事故以降、NASAが考え出した対応策は…
「長いロボットアームにカメラを取り付け、全身くまなくチェックする」でした。
で、場合によっては船外作業で修理し帰還する。

このロボットアームの開発そのものも難航したのですが問題はそのあと。
肝心のロボットアームはシャトル内に収納されていて、
使用時には展開しなければならない。
使用し終わったら折りたたんで収納しなきゃならない。
うっかりシャトル内部を傷付けでもしたら大惨事です。

宇宙飛行士がアーム操縦訓練を行った結果
「収納ラックのココとアソコに印を付けといて」という要望が出ました。
収納ラックにマーキングしておけば、アームが正しい位置に収納出来る。
アナログな対応ですが理にかなってる。
ところがシャトル開発陣はこれに対してまさかの「NO」を突きつけた。

曰く、マーキングすれば塗料を使い、色も変わる。
そこに太陽光線が当たればどんな温度変化をもたらすか分からない。
温度の再計算をやる時間は無い。だからダメ。

一筋縄では行かないぜ、宇宙。

なおマーキング問題はNASA側が折れて再計算を行い、
問題が発生しない事が証明されたので無事採用されました。
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