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イギリス将校のジャック・ホールデン。
彼は爆弾を担当する軍人だが、非常に勇敢…というか、トンデモナイ人だった。
新兵に「歯で雷管を信管に取り付けろ」とか
「点火した爆弾でまずキャッチボールさせてから投げろ」と命じた。
新兵にだけ厳しいのかと思いきや、
自分でも「火のついたパイプにタバコを詰める、ただし雷管で」とか
「ドイツ軍から丸見えの地形で、自転車で横断」といった無茶をやっている。

彼がこれほどの勇気(?)を持っていたのは、父であるジョン・ホールデンの影響。
ジョンは息子とともに真っ暗な坑道を歩き、
その奥で演劇で使われる台詞の暗唱を命じる。
ジャックは立ち上がり、暗唱を始め…数秒後に気絶する。
・坑道内の暗闇に耐える事
・坑道内には有毒なメタンガスがあるかもしれない事
・メタンガスは高い位置にあり、倒れると新鮮な空気を吸える事
・メタンガスは短時間であれば吸っても死なない事
…を学ばされた。
父ジョンは、毒ガスに関する生理学者だった。

ジョンは炭鉱事故が起きると、毒ガスのチェックに駆けつける。
心配する家族に向けて電報を打つこともあったが、
(毒ガスを吸ったせいで)支離滅裂な文面になってしまい、
逆に不安を煽ってしまう事もあった。

ドイツ軍が毒ガス兵器を使用した際、
その検死にジョンが呼ばれた。
ジョンは瞬時に「これは塩素ガスだ」と診断する。
その理由は「漂白工場につながっている下水管の中で吸ったことがある」。

ホールデン家の家訓は「耐え忍べ」だったとされる。
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