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それでらいすについて考えてみましょう。
コメ1合はおおよそ150グラム。
これを炊飯すると330グラム。

・コメ1合=150g
・御飯1合=330g

…これを基本とします。

なお、市販されているおにぎりをバラバラにして調べた(本当)ところ、
使われているゴハンはほぼ100gでした。

Q:昔の日本人はどれくらい食べていたか?
私の調べた限りで一番古いのは、日本が鎖国してる時代…1663年の古文書。
ここには「猟師・山仕事をする人は1日5合…(略)」という文面がありました。
コメ5合=コメ750g=ゴハン1650g=おにぎり16個半!
キツイ肉体労働に従事しているため、カロリー消費も多いのでしょうか。
それにしても白米5合が入手出来ていたというのはちょっと驚き。

Q:そんなに食べてたのは肉体労働者だけだったのでは?
正確な時期は不明ですが、江戸時代の牢屋入りした囚人の食事に関する資料があります。
それによると入牢者に割り当てられる米は1日当たり4合5勺。
コメ4合5勺=コメ675g=ゴハン1485g=おにぎり約15個!
精米の程度は分かりませんが、何にせよ凄い量です。

Q:なんでそんなに食べるの?
栄養学的に、食べないとダメなんです。
昔は動物性の食べ物が不足していました。
脂質やたんぱく質が不足していた…つまり、
摂取カロリーと摂取栄養素の両方が不足していたのです。
カロリーに関してはコメをガツガツ食べれば何とかなりますが、
栄養素に関してはコメに含まれる物だけではカバーし切れなかったようです。
江戸時代の農民が書いた古文書には、
「年寄りは(食が細いので)コメじゃなくて肉食わせなきゃ駄目ズラ」という文章もあるそうですよ。

Q:ゴハン以外の食べ物は?
雑穀は量を食べにくく消化も悪く、カロリー摂取が難しいためにやや敬遠されていました。
「食べやすい白米を大量に」…これがスタンダード。
ですからゴハンが進む塩辛いモノ、特に味噌は重要だったそうです。

Q:現代人はどれくらい食べてるの?
2000年の時点で、白米1日160g。
江戸時代に牢屋に入ってた人の4分の1です。

今日のオマケ
ソバは栄養価が高く、コメのように量をガツガツ食べなくてもOK。
荒行のひとつ「五穀断ち」という修行はコメ・麦・あわ・ひえ・豆などを食べません。
ですがソバはOKだったのでこの修行中はソバ粉を持ち歩き、
水やお湯で練って「そばがき」の状態にして食べる事で最低限の栄養素をキープしていたようです。
ソバの栄養素が高バランスだからこそ出来る裏技で、
これを小麦粉(うどん)で実践すると、ソバの倍量を食べないといけないそうです。

明日の日記はらいす論・3
戦争とコメ、で御座います。
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