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ではサラッとまとめておきましょう。
時系列について
6月24日(日) 痛みを覚える
6月25日(月) A病院へ。ずぶうり事件
6月26日(火) 痛み引かず
6月27日(水) B病院へ。ドレナージ
6月30日(土) 内視鏡検査
費用について
6月25日(月) A病院 触診のみ 診察1020+薬(3日分)820
6月27日(水) B病院 ドレナージ 診察7700+薬(3日分)1040
6月30日(土) B病院 内視鏡検査 診察5287+薬(2週分)1420
その他ガーゼ・スポーツドリンクなど1000
合計18287円
肛門周辺膿瘍については処置が進みましたが、
内痔核についてはまだ全くの手放し。
これに対しどういう手段を取るのかはまだ未定。
今は2週間分の座薬などを処方してもらってるので、
多少改善した状態で再判断、なのでしょう。
痔瘻と内痔核、どちらについても処置・入院期間など全て不明なのです。
これからどのような道を辿るのか…
(痔痛録ですよっ! 第一部・完)
時系列について
6月24日(日) 痛みを覚える
6月25日(月) A病院へ。ずぶうり事件
6月26日(火) 痛み引かず
6月27日(水) B病院へ。ドレナージ
6月30日(土) 内視鏡検査
費用について
6月25日(月) A病院 触診のみ 診察1020+薬(3日分)820
6月27日(水) B病院 ドレナージ 診察7700+薬(3日分)1040
6月30日(土) B病院 内視鏡検査 診察5287+薬(2週分)1420
その他ガーゼ・スポーツドリンクなど1000
合計18287円
肛門周辺膿瘍については処置が進みましたが、
内痔核についてはまだ全くの手放し。
これに対しどういう手段を取るのかはまだ未定。
今は2週間分の座薬などを処方してもらってるので、
多少改善した状態で再判断、なのでしょう。
痔瘻と内痔核、どちらについても処置・入院期間など全て不明なのです。
これからどのような道を辿るのか…
(痔痛録ですよっ! 第一部・完)
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直腸から繋がる管が出来てしまう痔瘻(じろう)。
常に粘液や膿が排出される状態で、不潔になりがち。
昔は軟膏を塗って殺菌する事が重視され、根治は二の次でした。
これは膿を生産する管を綺麗サッパリ取り去る事が難しかったからです。
(直腸のすぐそばに、短距離直線で出来た管とは限らないですからね)
「で…ストレッチマン先生、今後どんな処置が考えられるんですか?」
「えーとね、まずはコレね。単純に切開する方法。比較的単純な、浅い位置の管ならコレだね。」
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「ただ、ぷう。さんの管がどういう風に体内を走っているのかはまだ分からないんだよね。
筋肉の隙間を縫って管が奥まで走ってる場合は筋肉を切断する事になります。
そうなるとお尻を締める力が弱くなるかもしれないんだよね。
肛門のすぐ後ろ(尾てい骨側)には筋肉の隙間があるので、そこに管があるなら
筋肉を傷付けずに切開出来るんだけどねぇ…。
ぷう。さんのケースは管の出口が肛門の前方なんだよね…。」
「筋力が落ちるのは…やだなぁ…。他の方法はありますか?」
「次の方法はコレ。くりぬき法ね。
管を綺麗にくりぬいて行きます。傷口は再生し自然に埋まります。
長所は何と言っても再発が少ない事。発生源を根こそぎだからね!
短所はウネウネと走った管には向かない事かな」

「なるほど。…他にプランはありますか?」
「ヒモを使う方法があるね!管にゴムヒモを通し、キッチリ結んでおくんです。
ゴムの収縮力を利用し、自動で徐々に切開が進みます。
…重ーいピアスをしたら、徐々にピアス穴が広がる原理だね。
この方法の長所は切開と修理が同時にゆっくり進むので組織の損傷や出血が少ない事。
短所は最大数ヶ月かかる事。」
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「なるほど…ずいぶん色々な方法があるんですねぇ…」
「実際は複合させる事もありますね。浅い位置は切開、深い位置はくりぬき、とかね!
大昔はこの痔瘻手術は手間がかかり、痔瘻=再発し易いというイメージでしたが
今はそんな事ありませんから御安心を!」
明日の日記は「痔痛録ですよっ! 9」、いよいよ第一部・完であります。
常に粘液や膿が排出される状態で、不潔になりがち。
昔は軟膏を塗って殺菌する事が重視され、根治は二の次でした。
これは膿を生産する管を綺麗サッパリ取り去る事が難しかったからです。
(直腸のすぐそばに、短距離直線で出来た管とは限らないですからね)
「で…ストレッチマン先生、今後どんな処置が考えられるんですか?」
「えーとね、まずはコレね。単純に切開する方法。比較的単純な、浅い位置の管ならコレだね。」
「ただ、ぷう。さんの管がどういう風に体内を走っているのかはまだ分からないんだよね。
筋肉の隙間を縫って管が奥まで走ってる場合は筋肉を切断する事になります。
そうなるとお尻を締める力が弱くなるかもしれないんだよね。
肛門のすぐ後ろ(尾てい骨側)には筋肉の隙間があるので、そこに管があるなら
筋肉を傷付けずに切開出来るんだけどねぇ…。
ぷう。さんのケースは管の出口が肛門の前方なんだよね…。」
「筋力が落ちるのは…やだなぁ…。他の方法はありますか?」
「次の方法はコレ。くりぬき法ね。
管を綺麗にくりぬいて行きます。傷口は再生し自然に埋まります。
長所は何と言っても再発が少ない事。発生源を根こそぎだからね!
短所はウネウネと走った管には向かない事かな」
「なるほど。…他にプランはありますか?」
「ヒモを使う方法があるね!管にゴムヒモを通し、キッチリ結んでおくんです。
ゴムの収縮力を利用し、自動で徐々に切開が進みます。
…重ーいピアスをしたら、徐々にピアス穴が広がる原理だね。
この方法の長所は切開と修理が同時にゆっくり進むので組織の損傷や出血が少ない事。
短所は最大数ヶ月かかる事。」
「なるほど…ずいぶん色々な方法があるんですねぇ…」
「実際は複合させる事もありますね。浅い位置は切開、深い位置はくりぬき、とかね!
大昔はこの痔瘻手術は手間がかかり、痔瘻=再発し易いというイメージでしたが
今はそんな事ありませんから御安心を!」
明日の日記は「痔痛録ですよっ! 9」、いよいよ第一部・完であります。
6月30日(土)
ドレナージ(切開排膿)が終了して3日後。
排膿は切開当日は多かったものの(大さじ1杯程度)、
徐々に減り、30日当日はガーゼを替えなくても24時間過ごせそうなレベル。
それにしても陰部が湿気にまみれているというのは何とも感じ悪いものなんですね。
女性用生理用品のCMで「デリケートゾーンの不快感が」とか
「通気性バツグン!」なんてコピーがありますが
それが如何に大事な事なのかが良く分かります。
横モレなんてした日には1日中沈んだ気分になるのでしょうね、きっと。
さて、今日は再びストレッチマン先生の元を訪ねます。
「はい!どう?痛くない?痛くないでしょー?
眠れた?眠れたよねー?グッスリだよねー。良かった良かった。
…さて今日は、ですね。
さっき診察した限りではドレナージが効いて膿は大分排出されてます。
膿が入っていた袋はしぼみ、いずれは一本の管になるでしょう。
…管の入り口は直腸の中。
…管の出口はこの前切開した穴。
そしてこの管のどこかが、膿を作っている工場です。
入り口から雑菌が入り、工場が生きている限り、 出口からはいつまでも膿が出るのです。」
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「…えーと、入り口の穴っていうのは自然に閉じない?」
「閉じないです」
「…工場も自然に休業しない?」
「雑菌が入る限り、いつでも稼動します。 …どうすればいいと思いますか?」
「…という事は…入り口を見つけて封鎖し、
万が一の雑菌侵入に備え工場も破壊し、最後に出口を閉鎖すべきかと」
「その通り!というわけで今日は作戦の第一段階、
入り口の穴を見つけるために内視鏡を使います。」
(カーテンを開けるストレッチマン。隣には広めの診察室。看護婦1名。)
ベッドのそばにはモニター。
よく分からない端末のそばには、
私の身長より高い位置から下がっている黒いホース。
2ツ折ですから3m以上はあるはず。
ホースの太さは小指以下。
ホースの終点は端末に繋がっていて、
ホースの先端は水を張った大きなポリバケツの中。
残念ながら先端のパーツは見えません。
「内視鏡検査します」という承諾書にサインし、
事前処置として下剤の浣腸を受ける。
ストレッチマン曰く、「昔はこんな承諾書要らなかったんだけどねぇ。
最近はこの業界もマニュアルマニュアルで…」
いや、無いよりはいいんじゃないかな、マニュアル。
排便を終え、再びホース部屋へ。
「腸の動きを抑える」という注射をなぜか肩に。
なぜ肩?
横向きにベッドに寝て、軽くヒザを抱える。
「ところでぷう。さん、内視鏡で映る画像…見たい?」
「むしろこっちからお願いしたいぐらい見たいっす」
「OKOK。若い人はそういう人多いね。(モニターを動かしつつ)
…はーい、じゃ麻酔しまーす。今回は軽い麻酔なので注射じゃなくてゼリーね。」
肛門に冷たいゼリー状の何かを塗り塗り。
「さあ!入れますよ?内視鏡は先端保護のためカバーが付いてるので、
最初はちょっと違和感あるかもしれないけれど…大丈夫?」
お。
おお。
何かが入ってる。
痛みはありません。
でもかすかに「お腹の中になにかある感」が…。
モニターにはピンク色の内壁がドーン。
「はーい、これが内視鏡が映してる画像ね。おー!コレは綺麗だね!」
徐々に徐々に進む内視鏡。
いわゆるCCDカメラと同じモノです。
モニターに映る画像は…粘膜壁の3Dダンジョンのような。
あまりグロテスクじゃないなぁ。
便の付着もまったくありません。
このモニター見ながら食事しろ、と言われても平気。
「はい、では空気を入れて腸を膨らませまーす。
お腹張った感じになるよー…」
かすかに聞こえる空気音。
モニターに映った粘膜壁が徐々に広がります。
…わー…お腹が張ってきた。すげー。
「…これが痔の部分だね!ホラ、腫れてるよね~…
この辺りに雑菌の入り口があるはずなんだけど、
とりあえず先に進みましょう!
せっかく内視鏡入れたんだから、大腸を隅々まで調べちゃいましょう!」
痔で腫れている=通路が狭くなっている部分を超え、
ゆっくりと進む内視鏡。
モニターに映る画像はでっかいのでよく分からないんですが、
2~3センチづつくらいのスピードでしょうか。
痛み全く無し。
「はい、じゃ水をお願いしまーす…」
突如放水を開始する内視鏡。シュワー。
そんな機能まであるのか。
私の腸内に水が噴射され、粘膜が洗い流されます。
今度は突如水を吸引し始める内視鏡。グボゴボゴボ。
何だ何だ、内視鏡ってギミック満載だな。
「うーん…この辺も綺麗なものだね。いい色してます」
放水→バキュームを繰り返しつつどんどん先へ。
ここが盲腸ねー、などと軽い観光気分です。
放水する度に看護婦さんに「水を…」と依頼しているので、
ひょっとしたら送気と放水は同じ機構で、
コップか何かでタンクに水を流し込んでおくと、
空気の代わりに水を噴射出来るのかも。
「……はいゴール!ここが大腸と小腸の境目です!
…おお、早かったねぇ!最高記録かもしれない。
便も綺麗に出てたしこんなにすんなり進んだのは珍しいね。
どちらかと言えば大腸が短い体質なのかもしれませんね。
…もちろん病気じゃないから大丈夫。
じゃ、徐々にバックしながらもう一度見て行きますよ?」
今度はズルズルと引き出されて行く内視鏡。
そして痔周辺まで来た時に…
「はい、じゃUターン!」
ええっ!
どうやら先端部分を折り返し、痔を大腸側から観察するようです。
おおおお、何かがお腹の中で動いてるゥ~…
「このどこかに…これかな? …いや違う、ここは穴が無いな…」
数分見ましたが、ついに穴は見つからず。
今回の内視鏡検査はここで終了!
痛みは限りなくゼロ、検査時間は20分程度。
誤解されそうですがどっちかと言えば楽しかった。
下剤がしんどいと言えばしんどいですけど。
雑菌が入る原因となった穴は見つかりませんでしたが、
他の大腸の病気(ポリープとか)も無かったですし
内視鏡が撮影した大腸画像の写真をもらったので満足。
いや、満足してちゃいかんのですが。
ドレナージ(切開排膿)が終了して3日後。
排膿は切開当日は多かったものの(大さじ1杯程度)、
徐々に減り、30日当日はガーゼを替えなくても24時間過ごせそうなレベル。
それにしても陰部が湿気にまみれているというのは何とも感じ悪いものなんですね。
女性用生理用品のCMで「デリケートゾーンの不快感が」とか
「通気性バツグン!」なんてコピーがありますが
それが如何に大事な事なのかが良く分かります。
横モレなんてした日には1日中沈んだ気分になるのでしょうね、きっと。
さて、今日は再びストレッチマン先生の元を訪ねます。
「はい!どう?痛くない?痛くないでしょー?
眠れた?眠れたよねー?グッスリだよねー。良かった良かった。
…さて今日は、ですね。
さっき診察した限りではドレナージが効いて膿は大分排出されてます。
膿が入っていた袋はしぼみ、いずれは一本の管になるでしょう。
…管の入り口は直腸の中。
…管の出口はこの前切開した穴。
そしてこの管のどこかが、膿を作っている工場です。
入り口から雑菌が入り、工場が生きている限り、 出口からはいつまでも膿が出るのです。」
「…えーと、入り口の穴っていうのは自然に閉じない?」
「閉じないです」
「…工場も自然に休業しない?」
「雑菌が入る限り、いつでも稼動します。 …どうすればいいと思いますか?」
「…という事は…入り口を見つけて封鎖し、
万が一の雑菌侵入に備え工場も破壊し、最後に出口を閉鎖すべきかと」
「その通り!というわけで今日は作戦の第一段階、
入り口の穴を見つけるために内視鏡を使います。」
(カーテンを開けるストレッチマン。隣には広めの診察室。看護婦1名。)
ベッドのそばにはモニター。
よく分からない端末のそばには、
私の身長より高い位置から下がっている黒いホース。
2ツ折ですから3m以上はあるはず。
ホースの太さは小指以下。
ホースの終点は端末に繋がっていて、
ホースの先端は水を張った大きなポリバケツの中。
残念ながら先端のパーツは見えません。
「内視鏡検査します」という承諾書にサインし、
事前処置として下剤の浣腸を受ける。
ストレッチマン曰く、「昔はこんな承諾書要らなかったんだけどねぇ。
最近はこの業界もマニュアルマニュアルで…」
いや、無いよりはいいんじゃないかな、マニュアル。
排便を終え、再びホース部屋へ。
「腸の動きを抑える」という注射をなぜか肩に。
なぜ肩?
横向きにベッドに寝て、軽くヒザを抱える。
「ところでぷう。さん、内視鏡で映る画像…見たい?」
「むしろこっちからお願いしたいぐらい見たいっす」
「OKOK。若い人はそういう人多いね。(モニターを動かしつつ)
…はーい、じゃ麻酔しまーす。今回は軽い麻酔なので注射じゃなくてゼリーね。」
肛門に冷たいゼリー状の何かを塗り塗り。
「さあ!入れますよ?内視鏡は先端保護のためカバーが付いてるので、
最初はちょっと違和感あるかもしれないけれど…大丈夫?」
お。
おお。
何かが入ってる。
痛みはありません。
でもかすかに「お腹の中になにかある感」が…。
モニターにはピンク色の内壁がドーン。
「はーい、これが内視鏡が映してる画像ね。おー!コレは綺麗だね!」
徐々に徐々に進む内視鏡。
いわゆるCCDカメラと同じモノです。
モニターに映る画像は…粘膜壁の3Dダンジョンのような。
あまりグロテスクじゃないなぁ。
便の付着もまったくありません。
このモニター見ながら食事しろ、と言われても平気。
「はい、では空気を入れて腸を膨らませまーす。
お腹張った感じになるよー…」
かすかに聞こえる空気音。
モニターに映った粘膜壁が徐々に広がります。
…わー…お腹が張ってきた。すげー。
「…これが痔の部分だね!ホラ、腫れてるよね~…
この辺りに雑菌の入り口があるはずなんだけど、
とりあえず先に進みましょう!
せっかく内視鏡入れたんだから、大腸を隅々まで調べちゃいましょう!」
痔で腫れている=通路が狭くなっている部分を超え、
ゆっくりと進む内視鏡。
モニターに映る画像はでっかいのでよく分からないんですが、
2~3センチづつくらいのスピードでしょうか。
痛み全く無し。
「はい、じゃ水をお願いしまーす…」
突如放水を開始する内視鏡。シュワー。
そんな機能まであるのか。
私の腸内に水が噴射され、粘膜が洗い流されます。
今度は突如水を吸引し始める内視鏡。グボゴボゴボ。
何だ何だ、内視鏡ってギミック満載だな。
「うーん…この辺も綺麗なものだね。いい色してます」
放水→バキュームを繰り返しつつどんどん先へ。
ここが盲腸ねー、などと軽い観光気分です。
放水する度に看護婦さんに「水を…」と依頼しているので、
ひょっとしたら送気と放水は同じ機構で、
コップか何かでタンクに水を流し込んでおくと、
空気の代わりに水を噴射出来るのかも。
「……はいゴール!ここが大腸と小腸の境目です!
…おお、早かったねぇ!最高記録かもしれない。
便も綺麗に出てたしこんなにすんなり進んだのは珍しいね。
どちらかと言えば大腸が短い体質なのかもしれませんね。
…もちろん病気じゃないから大丈夫。
じゃ、徐々にバックしながらもう一度見て行きますよ?」
今度はズルズルと引き出されて行く内視鏡。
そして痔周辺まで来た時に…
「はい、じゃUターン!」
ええっ!
どうやら先端部分を折り返し、痔を大腸側から観察するようです。
おおおお、何かがお腹の中で動いてるゥ~…
「このどこかに…これかな? …いや違う、ここは穴が無いな…」
数分見ましたが、ついに穴は見つからず。
今回の内視鏡検査はここで終了!
痛みは限りなくゼロ、検査時間は20分程度。
誤解されそうですがどっちかと言えば楽しかった。
下剤がしんどいと言えばしんどいですけど。
雑菌が入る原因となった穴は見つかりませんでしたが、
他の大腸の病気(ポリープとか)も無かったですし
内視鏡が撮影した大腸画像の写真をもらったので満足。
いや、満足してちゃいかんのですが。
おおっと、切開を始める前にどうしても聞いておきたい事が。
「あの…金属バナナ(仮名)についてなんですが…。
一体どんなアイテムなんで?」
「あー、肛門鏡ね!んーと…さっきのは洗浄に出したから…
このサイズとこのサイズの中間だね!」
小サイズは親指よりやや細いサイズ。
大サイズはバナナサイズ。
「実は…前の病院でいきなり大サイズをブッ刺されたんですが」
「…ホント?ストレッチも無しでそんなの絶対入らないよ!」
やっぱりな。
さて、切開です。
ベッドに横向きに寝て、軽く足を抱える体勢。
ストレッチマンはゴム手袋を装着。準備に入ります。
「さーてー…今から切開します、が……んー、コレ大きいなぁ!
ちょっと人手が要るかな?あと2人…3人呼ぼうか!
(現れる3人の看護婦)
この患者さんは「肛門周辺膿瘍」ね!ここに膿が溜まってます。
今からここを切開して膿を出しますから。
ところでプ(実は女)さん、肛門科の今後のために切開作業を撮影してもかまいませんか?
これは中々…資料的価値があるよ!」
「世に百万の痔に苦しむ患者さんのためになるならもちろんOKでサァ」
「ク~…有難くて涙が出るねェ!
…じゃ、ロビンちゃん(仮名)、デジカメよろしく!ここを切開するから!
切開前と切開後…膿がドロッと出る瞬間を撮っちゃって!」
看護婦3人にしげしげと眺められる私の肛門。
しかもロビンちゃん(仮名)に至ってはデジカメ装備。
「では今から麻酔をします!…キシロカインを…5、よろしく!
…はい、はいアリガト。
さて今から麻酔を打ちますが、正直に言うとこれかなり痛いです!
でも動かないでね?じゃ、行くよ?」
プス
ぐ
ぐうう
おおおおおおーうううーーーヴアアァァッ!!!!!
いいいい痛ェよ!半端なく痛ェよ!
点滴や普通の注射針はプスッて感じ何ですが、
こっちは明らかに「刺す」痛みです。
カラダのどこかから危険信号が出ています。
「ごめんねー痛いよねー痛いよねーでも我慢してねーもう少し…
…はいOK!痛かったでしょー?これ気絶する人もいるんだよ?」
感覚としては歯茎への麻酔に近いかな。
打ち終わった後は手のひらに汗の粒がジットリ。
「はい、じゃちょっと押さえて…もうちょっと…ここ、
ここから膿が出るからね、写真撮ってね? はい、じゃ切りますよ?」
サクッ
いいいいいい痛いってェェ!
「おっとゴメン!ここはまだ麻酔の効きが甘かったみたいだね!キシロもう1本!」
ノォォッ!!!
今度こそ切開開始。痛みは無し。(触覚はあるんですけれど)
何かが流れ出ている感じもあります。
「そーら出て来た出て来た…!
どうですか?痛くないでしょ?キシロは凄いねえ!
それにしても男の人は大体痔を我慢して我慢して我慢して、
痛みに耐えられなくなってからやっと病院に来るんだよねー。
来るのが早ければそれだけ処置が簡単なんだけどね」
「…えーと、うら若き乙女の患者じゃなくてすみません」
「ハハハ、確かに!
でも私が『乙女専門肛門科医』なんて名乗って御覧なさい!
単なる変態医師ですよ!」
(ロビンちゃん(仮名)がぼそっと)
「…オトコ専門肛門科医ってのもビミョーですよね…」
切開開始から終了までおよそ5分。
傷口は肛門のすぐ近く・右前寄り。
膿が完全に出るまではガーゼをあてておきます。
起き上がり、診察室で再度説明開始。
「どうですか?麻酔が効いているから分かりにくいかもしれないけど、
違和感や痛みが無くなったでしょ!
…ほーらこれが切開前の画像。ここ腫れてるよね?
ここにメスを入れると…(嬉しそうに)ほーらこんなに出て来た!
切開して出口を作り、膿を排出する事を「ドレナージ」と言います。
ドレナージで膿が出切れば、眠れないような痛みは起きません。
後は抗生剤・止血剤の点滴を受けてもらえば今日は終了です!
…ただし、直腸に開いているはずの雑菌侵入の入り口は開いたままです。
その雑菌が繁殖し、膿を作っている場所もそのままです。
ですから膿の入っていた袋は小さくなるでしょうが、管は残ります。
膿の生産そのものも止まっていません。
抗生剤を飲みつつ経過を3日ほど見て、
次回は直腸の中にある雑菌の入り口を探しましょう!」
「あの…金属バナナ(仮名)についてなんですが…。
一体どんなアイテムなんで?」
「あー、肛門鏡ね!んーと…さっきのは洗浄に出したから…
このサイズとこのサイズの中間だね!」
小サイズは親指よりやや細いサイズ。
大サイズはバナナサイズ。
「実は…前の病院でいきなり大サイズをブッ刺されたんですが」
「…ホント?ストレッチも無しでそんなの絶対入らないよ!」
やっぱりな。
さて、切開です。
ベッドに横向きに寝て、軽く足を抱える体勢。
ストレッチマンはゴム手袋を装着。準備に入ります。
「さーてー…今から切開します、が……んー、コレ大きいなぁ!
ちょっと人手が要るかな?あと2人…3人呼ぼうか!
(現れる3人の看護婦)
この患者さんは「肛門周辺膿瘍」ね!ここに膿が溜まってます。
今からここを切開して膿を出しますから。
ところでプ(実は女)さん、肛門科の今後のために切開作業を撮影してもかまいませんか?
これは中々…資料的価値があるよ!」
「世に百万の痔に苦しむ患者さんのためになるならもちろんOKでサァ」
「ク~…有難くて涙が出るねェ!
…じゃ、ロビンちゃん(仮名)、デジカメよろしく!ここを切開するから!
切開前と切開後…膿がドロッと出る瞬間を撮っちゃって!」
看護婦3人にしげしげと眺められる私の肛門。
しかもロビンちゃん(仮名)に至ってはデジカメ装備。
「では今から麻酔をします!…キシロカインを…5、よろしく!
…はい、はいアリガト。
さて今から麻酔を打ちますが、正直に言うとこれかなり痛いです!
でも動かないでね?じゃ、行くよ?」
プス
ぐ
ぐうう
おおおおおおーうううーーーヴアアァァッ!!!!!
いいいい痛ェよ!半端なく痛ェよ!
点滴や普通の注射針はプスッて感じ何ですが、
こっちは明らかに「刺す」痛みです。
カラダのどこかから危険信号が出ています。
「ごめんねー痛いよねー痛いよねーでも我慢してねーもう少し…
…はいOK!痛かったでしょー?これ気絶する人もいるんだよ?」
感覚としては歯茎への麻酔に近いかな。
打ち終わった後は手のひらに汗の粒がジットリ。
「はい、じゃちょっと押さえて…もうちょっと…ここ、
ここから膿が出るからね、写真撮ってね? はい、じゃ切りますよ?」
サクッ
いいいいいい痛いってェェ!
「おっとゴメン!ここはまだ麻酔の効きが甘かったみたいだね!キシロもう1本!」
ノォォッ!!!
今度こそ切開開始。痛みは無し。(触覚はあるんですけれど)
何かが流れ出ている感じもあります。
「そーら出て来た出て来た…!
どうですか?痛くないでしょ?キシロは凄いねえ!
それにしても男の人は大体痔を我慢して我慢して我慢して、
痛みに耐えられなくなってからやっと病院に来るんだよねー。
来るのが早ければそれだけ処置が簡単なんだけどね」
「…えーと、うら若き乙女の患者じゃなくてすみません」
「ハハハ、確かに!
でも私が『乙女専門肛門科医』なんて名乗って御覧なさい!
単なる変態医師ですよ!」
(ロビンちゃん(仮名)がぼそっと)
「…オトコ専門肛門科医ってのもビミョーですよね…」
切開開始から終了までおよそ5分。
傷口は肛門のすぐ近く・右前寄り。
膿が完全に出るまではガーゼをあてておきます。
起き上がり、診察室で再度説明開始。
「どうですか?麻酔が効いているから分かりにくいかもしれないけど、
違和感や痛みが無くなったでしょ!
…ほーらこれが切開前の画像。ここ腫れてるよね?
ここにメスを入れると…(嬉しそうに)ほーらこんなに出て来た!
切開して出口を作り、膿を排出する事を「ドレナージ」と言います。
ドレナージで膿が出切れば、眠れないような痛みは起きません。
後は抗生剤・止血剤の点滴を受けてもらえば今日は終了です!
…ただし、直腸に開いているはずの雑菌侵入の入り口は開いたままです。
その雑菌が繁殖し、膿を作っている場所もそのままです。
ですから膿の入っていた袋は小さくなるでしょうが、管は残ります。
膿の生産そのものも止まっていません。
抗生剤を飲みつつ経過を3日ほど見て、
次回は直腸の中にある雑菌の入り口を探しましょう!」
6月27日(水)
ずぶうり事件の2日後。
余りの痛みに耐えかね、肛門科の専門医がいるA病院へ。
「はーい、じゃあ診るね~…あぁあぁコレは凄いね!痛かったでしょう?
こりゃ切開しなきゃダメですよー。前の病院では何て?…薬で散らせる?
いやーこれは切りましょう。切ると楽になるよ?
夜なんてどう?眠れなかったでしょ?…そうだよね!でも大丈夫!
切って膿を出せば、今夜はグッスリ間違い無しです!」
よくしゃべる先生ではありますが軽薄な印象は受けません。
聞けば、大阪以西で年間1000件以上の痔手術をこなす病院は
岡山と熊本の2箇所しかなく、そこで多くの手術を経験し、
現在は岡山とこのA病院両方で診察しているとか。
「では今から器具を入れますが、その前に直腸をストレッチします!
コレをやるとやらないとでは全然違うんだよ?」
…金属バナナ(仮名)かッ!いやな汗。
しかしストレッチって何だ。
まず入ってきたのは潤滑ゼリーが塗られた指1本。特に痛みはありません。
「ではストレッチ!ちょっと痛いかもしれないけど!」
これは何とも表現しにくい。
おそらく人差し指1本全て入っているんだけど、
中で30度程曲げている感じ。
そのまま直腸壁の周囲を「ぐっ」「ぐっ」と押す感じ。
たまにもう少し強く「ぐいぐい」と押しています。
「ぐいぐい」の時は下半身が少ーし動くくらい。結構な強さ。
コレは一体何だったのか…?詳細を調査しておきたい。
ともかく謎のストレッチ終了。
私の直腸にストレッチパワーが溜まった所で金属バナナ(仮名)登場。
と言っても私の背後の話なんで、太さは不明。
「じゃ、器具を入れて中の様子を診まーす。
もう一度ゼリーを塗りますよ?ちょっと冷たいよ?」
ずぶうり
……ああっ!
痛くない!ほとんど痛くないよ!
すげーなストレッチパワー!
この先生をストレッチマンと呼称したい。
「ん~…痔がありますね!膿が溜まったのはコレのせい…な、の、か、な?
でも雑菌が侵入するような傷口…穴が見当たらないねぇ。
よし!診察はここまで!」
金属バナナ(仮名)を抜き、ベッドから起き、椅子に腰掛けます。
ストレッチマンはメモ用紙に図を描きながら説明開始。
「あなたの肛門は…こう。
ここから雑菌が入ってここに膿が溜まって腫れてます。
そして直腸の中には腫れた部分、痔があります。
痔は直腸の中なので痛覚が無く、痛みは感じません。
でも膿の入った袋はお尻の表面に近い場所にあるのでコレは痛い。
膿の溜まった袋を何とかする事、直腸の痔を何とかする事、
この2つが必要です。
今日はこの膿の方を何とかしましょう!
大丈夫、膿さえ出れば痛みは無くなります!
…ではベッドにどうぞ!」
ずぶうり事件の2日後。
余りの痛みに耐えかね、肛門科の専門医がいるA病院へ。
「はーい、じゃあ診るね~…あぁあぁコレは凄いね!痛かったでしょう?
こりゃ切開しなきゃダメですよー。前の病院では何て?…薬で散らせる?
いやーこれは切りましょう。切ると楽になるよ?
夜なんてどう?眠れなかったでしょ?…そうだよね!でも大丈夫!
切って膿を出せば、今夜はグッスリ間違い無しです!」
よくしゃべる先生ではありますが軽薄な印象は受けません。
聞けば、大阪以西で年間1000件以上の痔手術をこなす病院は
岡山と熊本の2箇所しかなく、そこで多くの手術を経験し、
現在は岡山とこのA病院両方で診察しているとか。
「では今から器具を入れますが、その前に直腸をストレッチします!
コレをやるとやらないとでは全然違うんだよ?」
…金属バナナ(仮名)かッ!いやな汗。
しかしストレッチって何だ。
まず入ってきたのは潤滑ゼリーが塗られた指1本。特に痛みはありません。
「ではストレッチ!ちょっと痛いかもしれないけど!」
これは何とも表現しにくい。
おそらく人差し指1本全て入っているんだけど、
中で30度程曲げている感じ。
そのまま直腸壁の周囲を「ぐっ」「ぐっ」と押す感じ。
たまにもう少し強く「ぐいぐい」と押しています。
「ぐいぐい」の時は下半身が少ーし動くくらい。結構な強さ。
コレは一体何だったのか…?詳細を調査しておきたい。
ともかく謎のストレッチ終了。
私の直腸にストレッチパワーが溜まった所で金属バナナ(仮名)登場。
と言っても私の背後の話なんで、太さは不明。
「じゃ、器具を入れて中の様子を診まーす。
もう一度ゼリーを塗りますよ?ちょっと冷たいよ?」
ずぶうり
……ああっ!
痛くない!ほとんど痛くないよ!
すげーなストレッチパワー!
この先生をストレッチマンと呼称したい。
「ん~…痔がありますね!膿が溜まったのはコレのせい…な、の、か、な?
でも雑菌が侵入するような傷口…穴が見当たらないねぇ。
よし!診察はここまで!」
金属バナナ(仮名)を抜き、ベッドから起き、椅子に腰掛けます。
ストレッチマンはメモ用紙に図を描きながら説明開始。
「あなたの肛門は…こう。
ここから雑菌が入ってここに膿が溜まって腫れてます。
そして直腸の中には腫れた部分、痔があります。
痔は直腸の中なので痛覚が無く、痛みは感じません。
でも膿の入った袋はお尻の表面に近い場所にあるのでコレは痛い。
膿の溜まった袋を何とかする事、直腸の痔を何とかする事、
この2つが必要です。
今日はこの膿の方を何とかしましょう!
大丈夫、膿さえ出れば痛みは無くなります!
…ではベッドにどうぞ!」