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腰痛・頚痛の原因とは何か?
基本的に背骨あるいはそれを支える筋肉が原因である。
なので、骨・あるいは筋肉に働きかけるカイロは
「治せる可能性がある」施術と言える。
もちろん、イネイトインテリジェンスがどうこう、で治るのではない。

現代医学では、腰痛を根本的に治す手段は無い。
理学療法、運動療法、痛みを取る対症療法などがあるが
どれも劇的には治らない。

カイロはこれら現代医療と同じ程度の効果がある。
どうひいき目に見ても、現代医学以上には効果が無い。
(…つまり、さほど効かないという事だ)

では積極的にカイロを受診する事は勧められるか?
答えはNOである。

■費用が違う■
カイロの費用は保険適用外であるため全額負担。
現代医学の理学療法や鎮痛剤を使う方が遥かに安い。

■理論が一定していない■
1人の患者を複数のカイロ医が診察した場合、
診断結果はバラバラになる。
ズレているという骨の場所も、その結果引き起こされるであろう症状も、
それに対する治療法も、全ての判断がバラバラになる。
少なくとも現代医学なら、ズレている骨の場所や危険性については
判断結果がおおむね一致するはずである。
筋肉・骨格についてはまだ分かるとしても、それ以外…
免疫や分泌系までズレのせいにするのは強引である。
腰痛と、免疫関係の不調なんかの関連性が判明した事は無い。

■時間がかかる■
これは現代医学でも同じだが、カイロによる治療は時間がかかる。
2006年アメリカの調査では、カイロによって症状が改善した96人の患者にアンケートをとった。
改善されるまでの平均施術回数 24回
改善されるまでにかかった最大施術回数 80回以上(2人)
…自然に治った、という可能性は?

■医師ではない■
施術を行う人間をカイロドクター、と呼ぶ人もいるが医師免許は関係ない。
カイロ学校のような物は存在するが、そこを卒業する事で与えられる資格は
ほとんどが民間資格(漫画能力検定に合格!…と同じ)。
WHOにも日本のカイロに関する基準は無いため、
何も勉強していない私が明日、
「WHO国際基準に則ったカイロプラクター」という看板を立てて
カイロ治療院を開設し、実際に施術したって何の法にも触れない。

アメリカの資格である「DC」(Doctor of Chiropractic)は世界基準の資格である。
この取得には、通常の大学教育2年間+専門学校4年間=6年間の教育が必要。
内容的にも現代医学の医師と同等レベルの教育を受ける事になる。
アメリカ以外の国では「BC」(Bachelor of Chiropractic (学士)という資格があるが
教育内容はほぼ同等。
ただ開業出来る国の数ではDCが勝る。
これら2つは公的に基準のある資格と言える。

■X線検査■
カイロ医の中にはレントゲン撮影を行う所もある。
しかし背骨全体を撮影するような線量の多い撮影を、
事前説明無しで行っていないか?
医師ではないからレントゲン撮影を行えない、
レントゲン撮影しないからカイロ医によって診断が違う…。
そういうケースもある。

■施術そのものの危険性■
頚椎のそばには動脈が通っているが、首を急に曲げる事でこの動脈の血管壁がはがれる場合がある。
その結果、血流が減ったり脳の血管に詰まったりして脳卒中の原因となる。
施術と発症までには時間差があるため、長く解明されなかった。
現在では首に対する施術は制限されている…が
そもそも日本のカイロ医は資格や認証制ではないので
この「首にヤバイ事はするな」という通達も、単なる警告以上の物ではない。
もしそういう事故が起こったとしても、カイロ医本人は処罰されるが
それ以外の存在は何も処罰されない。


結論。
・カイロは腰痛・頚痛などにしか効果がない。
・カイロの治療で劇的な効果は期待出来ない。
・うさんくさい理論を持ち出して来たら殴って良い(注1)
・首に関する急激な施術は拒否する事。
・カイロを受診する前に、現代医学を受診するほうが良い(注2)

注1
今回、ざっとカイロを調べただけでも、
胡散臭い文章がいくつも見つかった。
・「病気の80%は背骨のゆがみが原因」
・骨のズレで痔になる
・足の長さを基準に診断する
・霊気治療も併用します
…などなど。

注2
理学療法(電気マッサージ、温熱刺激、体操など)でも
カイロと同程度の効果が期待出来る。
少なくともカイロよりは安全で、ずっと安く。
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昔まとめた記事なんですが、再利用。

カイロプラクティック
19世紀末に開発された治療法。
脊椎を手で調整する事により治療を行う。
脊椎に刺激を与える事で神経系統を刺激し、体の各部位の不調が治る(と認識されている)。
基本は腰痛、頸痛だが中にはアレルギーや喘息まで治る、と豪語する者も。

カイロ施術を行う人間は特にアメリカで多く、
現在10万人以上。

まず、椎骨…
上から順番に、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙椎5個、尾椎4個の計33個の骨。
…これらが左右対称かどうか、可動具合はどうかなどをチェックする。
海外ではレントゲン撮影やMRI画像を元にチェックする事が多い。
椎骨にズレがあった場合は手でこれを整復する。

整復は、場合によってはかなり激しいモノにもなる。
通常、関節は自らの意思で可動出来る範囲が決まっている。(第一)
外部から圧力を加えればさらに可動範囲は広がる。(第二)
この広がった可動範囲を超えて、さらに圧力をかける事がある。(第三)
第三段階は、いわゆる指がポキポキ鳴る時の状況。
カイロは第三段階まで行う事がある。

1845年、カナダのトロント近郊に生まれたダニエル・デイビッド・パーマーは、
心霊治療・磁気治療に興味を持っていたが、ある日1人の患者と出会った。
彼は体をかがめた時に急に腰に不調を覚え、それ以来耳が聞こえなくなったのだと言う。
パーマーは椎骨のズレが原因ではないかと考え、
整復すると男性の聴力が戻った。
またある時、心臓病に悩む患者がやってきた。
椎骨のズレが確認されたのでこれを整復すると、心臓病は治った。

ひょっとして、万病の原因は椎骨のズレにあるのではないか。
(聴力から心臓病まで治ったのだから!)
そう考えたパーマーはギリシャ語の「ケイル」(手)と「プラクシス」(行う)から、
この整復を「カイロプラクティック」と名付けた。
パーマーはこう発言している。
「あらゆる病気の95%は椎骨のズレによって生じている」

問題は、ではなぜ椎骨がズレると病気が発生するのか…であるが、
パーマーは椎骨のズレ(サブラクセーション)が存在すると、
身体の動きを導くエネルギーである「イネイト・インテリジェンス」が阻害されるため、と解釈した。

当時、未知のエネルギーを持ち出して説明するというパーマーの姿勢は
医学というよりは宗教、哲学に近いと受け止められていた。
当のパーマー自身も
「カイロは科学であり治療技術であり哲学であり宗教である」
「(自分は)キリスト、ムハンマド、ジョセフ・スミス、マルティン・ルターと同列である」
…と発言している。
かなり、トンでますね。

パーマーが細菌説を否定し、細菌による発病もカイロ施術で治せると発言した事でカイロ批判は激化。
最終的に裁判沙汰となり、実刑判決→服役。
服役期間中は息子のB・J・パーマーがリーダーとなったが、
父の出所祝いの祝賀パレード最中に父を轢いた。
数週間後、D・D・パーマーは死亡。
カイロ運動の主導権争いから2人は対立しており、わざと殺したという見解もある。

初期のカイロは決して腰痛治療のための医療ではなく、
トンデモ理論に基づいた
難聴、心臓病、はしか、性機能不全まで治すというかなりアレな存在だった事が分かる。

跡を継いだB・J・パーマーは、
サブラクセーション(椎骨のズレ)を検出する不思議マシン「ニューロカロメーター」を販売する。
実際は単なる温度測定器で1個100ドル相当のマシンだが
10年間レンタル2200ドルで取引していた事も。(当時、アイオワ州に家が買える値段)
他にも患者の体調がメーターの振れで分かる「Eメーター」、
治療の効果があったかどうかが患者の筋肉の緊張で分かるという「応用運動療法」など
批判を受けるような行為を次々と行った。

アメリカの医師協会はこれらを徹底的に批判し、多くを訴訟に持ち込んだが、
逆に「カイロを排除して市場を独占したがっている」という裁判が発生。
これに負けた事で「カイロ関係者と共同作業を行う事を拒否する権利」などが失われた。
しかし結果的にこれが通常医療とカイロの溝を埋める形となり、
通常医療がカイロを研究するきっかけにも繋がった。

カイロ側も
DDパーマーのイネイト・インテリジェンスが云々、
病気の95%が治せる云々をそのまま信じる「ストレート」と、
通常医療の考えを取り込んで、
(整復で治る可能性のある)腰痛や頚痛治療に特化した「ミキサー」に二分された。

…で、結局のところ、椎骨のズレで病気は起こるのだろうか?
そしてカイロの整復で治るのだろうか?

(つづく)
古代日本人の造形センス
人間の言語って、数百年で思いっきり変わるよね。
美的センスは…どうなのかな。
>>27は現代から見ても通用し過ぎる。
そして>>55は責任者を呼ぶ必要がある。


光食品
無添加・無農薬・有機栽培の素材で作るソースが有名。
無農薬で野菜を育てると病気でやられるリスクも増えるため、
ある時期のトマトは50か所で栽培した。

社長は利き酒ならぬ利きソースの達人で、
ある日、社長だけが味に異変を感じ製造がストップした。
レシピを見たが問題無し。
化学検査もやったが問題無し。
それでも社長は納得せず、生産は止まった。
その後、材料として用意したタマネギの缶詰に入れられていたタマネギの量が、
1割少なかった事が判明した。
大至急、デジカメで撮影した画像をプリントしたかったので
カメラ屋にダッシュ依頼。
でもどうやら唇を切っていたようで、血をダラダラ流しながら入店していたらしい。
(車内に帰ってから気づいた)
店員さんからすると、ちょっとした事件であったと思う。
沖縄の調味料、「コーレーグス」。
少し興味が湧いて作ろうと思ったんだが、
レシピは手に入っても肝心の島唐辛子が手に入らん。

頂いた酒粕板を、シンプルに焼いて、喰う。
少量ではあるが、うめーなー。

それについてはものすごーくものすごーくものすごーく思う所あるのですが
上手く伝える自信が、それ以前に自分の考えをまとめる事すら
上手く出来ないので書けない。
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