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海原雄山、という名前をご存知でしょうか。

漫画「美味しんぼ」に登場するキャラ。
高級料亭を運営し、陶芸・書、そして何より食を突き詰める芸術家。
漫画そのものは知らなくても、雄山のパロディはご覧になった事があるのでは。

そんな雄山は実在した北大路魯山人(きたおおじ・ろさんじん)という人物がモデル。

この魯山人というお人は雄山と同じくらい美食家。
例えば朝食に2回続けてワカメの味噌汁が出ると、もう怒る。

どんなにいいワカメであっても2回続けて食べれば1度目ほど美味しく感じない。
昨日のメニューを見て、同じ料理が続くと知ったならば
なぜ豆腐や油揚げの味噌汁にしなかったのか。
ワカメ以外にイマイチな豆腐しか無かったのであれば、
ワカメを1日目よりもより美味しくする工夫や
豆腐を一級品の味に仕上げる工夫は出来なかったのか。
…そう言うんです。

鍋料理だって凄いですよ。
寄せ鍋をやるとしましょう。大皿に乗った具材がドンと出ますよね。
でも全部の具材を一気に煮ない。
鯛なら鯛をサッと煮る→全部食べる→鍋が空になる→ダシを再調整しつつ次の具材を入れる…。

全てにおいてこんな感じですから並ではありません。
料亭の庭、床の間に活けられている花、掛け軸、お運びさんの所作や着物の種類…。
我々にはちょっと真似出来ないです。
…が、中には庶民でも食べれるメニューがある!それが「魯山人風・海苔茶漬け」。
魯山人曰く。

「いい海苔をうまく焼いたものか、焼き海苔のうんと上等のを熱いご飯の上に揉みかけ、
その上に醤油をたらし、適当に山葵を入れて茶を注げばよろしい。
一椀についての海苔の量はせいぜい一枚か一枚半を使う。
これらは副菜の漬物を一切要しない。」

だそうです。
うーんこれなら海苔さえあれば出来そうですね。
どうですか?食べてみたくなりましたか?
魯山人はこうも言ってますよ。

「なるほどそうだろうと分かってみても、聞くだけではだめだ。
直ちに、よし来たとばかりに実行する人であってほしい」

う…。
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