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百草丸(ひゃくそうがん)
岐阜と長野の県境にある御嶽山。
標高3067mの高山は修験道の聖地でもあった。
修験道の行者が「陀羅尼助」の話を聞いて作ったとされる胃腸薬。
参拝者の手で広まり、特に戦時中は兵士向けの慰問袋に必須となった。
信仰に伴って広まった薬であり、現在でもシェアの多くは愛知と岐阜。
中川翔子ご愛用。

孫太郎虫(まごたろうむし)
宮城県に伝わる薬。
夫が殺され息子・孫太郎も衰弱、妻の夢枕に立った神が言うには
「夫の遺体が野ざらしになっている。その頭蓋骨に住む霊虫は夫の霊が宿っている、
服用させれば子供の病は治る…」
かくして発見した白骨に住む虫を飲ませると…という伝説が残る。
要するにザザムシの炙り焼きである。
子供の夜泣きや乳吐きに効くとされている。
成分的にはアミノ酸の量が桁違いに多く、栄養失調などに効果があるとか。
ザザムシそのものは全国で採れるが、薬としての利用はこの宮城県以外に無いため、
飢饉時における虫食が元だったのでは、という説も。

釜伏丹
鳥取県に伝わる、飲まずに治すという驚異のせき止め薬。
その用法は「塩水で練って土踏まずに貼り付ける」。
…治るんかいなコレ。

きづ薬
富山の第一薬品が作っていた薬。
主材料がイカの軟骨。

蛇頂石
厳密には薬ではなく便利アイテム。
曰く「傷口の毒気を吸い取る石」。
ムカデだろうがサソリだろうがマムシだろうが、
傷口を濡らしこの石を当てれば毒がある場合のみ密着し、
10~20分経って毒を吸収し切れば石が剥がれ落ちるそうです。
有難い事にこの石、2~3分ほど綺麗な水に沈めておけば泡を吹きつつ毒を浄化し、
泡が消えれば再使用可能なんだそうです。何という魔法石!
怪しい輸入品とかなら分かりますが、この石の販売は
京都の寺町姉小路「鳩居堂」がやってたんです。
鳩居堂って言ったらアンタ、お香や書画用品・文房具の名店中の名店ですがな!
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