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日本で、コーヒーを120円で売るとする。
個人農家がコーヒー豆を生産し、
大規模農家がそれを20円で買い上げ、
日本のメーカーに50円で売る。
日本メーカーは120円で販売し、
個人農家は20円の儲け、
大規模農家は差し引き30円の儲け、
日本メーカーは差し引き70円の儲け。
劣悪な環境にある個人農家を救う方法はあるか?
■方法■
日本で、コーヒーを130円で販売する。
上乗せされた10円分の利益を個人農家に渡す。
日本では僅か10円の上乗せだけど、
それが個人農家に渡れば収入1.5倍。これはデカイ。
デカいけど、これが難しい。
どうしても「大規模農家に渡すだけ」になっちゃう。
そうすると、当然個人農家に渡りにくいわな。
どうにかして個人農家を救いたい、そう考える人たちは2種類の挑戦を行った。
1つ目は日本メーカーがキッチリ買い上げる方法。
日本メーカーが個人農家から10円増しで買い上げ、フェアトレード商品として売る。
この方法には1つの長所と3つの問題点があった。
長所は個人農家と直接やりとりするため、確実に支援出来る事。
1つ目の問題点は個人農家単位では品質や納期が安定しない事。
2つ目の問題点は品数が揃わないため薄利多売出来ない事。
3つ目の問題点は個人農家に輸出の・日本メーカーに輸入の技術が無い事。
2つ目はフェアトレードの「免許」を取る事。
免許があれば、日本メーカーはF(フェアトレード)商品として販売出来る。
F商品を扱っている企業はイメージが良くなるから、日本メーカーには旨味がある。
この方法には2つの長所と3つの問題点があった。
1つ目の長所は消費者にとってF商品かどうかが分かりやすい事。
2つ目の長所は大規模農家が間に入るので、輸出入がスムーズな事。
1つ目の問題点は免許を誰がどう審査するのか、という事。
2つ目の問題点は中間業者が入る事で「混ぜ物」が行われる可能性。
3つ目の問題点は日本メーカー、大規模農家、個人農家の全てが免許を持たないといけない事。
Fコーヒーが「売れる!」と知れば、
日本メーカーはFコーヒー豆を仕入れようとする。
日本メーカーがFコーヒー豆を仕入れようとすると、
大規模農家も「よし、Fコーヒー豆を売りつけよう」と思う。
大規模農家が「よし、Fコーヒー豆を売りつけよう」と思うと、
個人農家が「…ウチから買ってくれ!」となる。
全てが両親に従って行動するなら問題ない。
でも免許を自称する者が出るかもしれないし、
大規模農家がF豆とそうでない豆を混ぜて納品するかもしれない。
そして「免許を与える側」の存在も忘れてはいけない。
免許を与える存在は、日本メーカー・大規模農家・個人農家のどことも無関係な
第三者が行う事になる。
日本メーカーがFコーヒーで得た10円をきちんと個人農家に渡すかどうかを
この団体はチェックしなければならない。
当然、経費はかかる。
どうやって収入を得て運営するのか?
現状では、日本メーカー・大規模農家・個人農家の三者が団体にお金を渡し、
免許を買い、それで初めてF商品に関わる事になる。
…お金が無いと困ってる個人農家に、さらに出費を求める事になる。
これってどうなんだろ。
もう一つ、見逃せない問題がある。
大規模農家や個人農家は免許を取ったとしても、
日本メーカーが割増で買ってくれるとは限らないのだ。
日本メーカーが「今月はFコーヒー豆仕入れないからね」と言えば
大規模農家や個人農家は免許があってもFコーヒーの恩恵を受ける事は出来ない。
この状態で「よし、身銭を切って免許を取るぜ!」と考える個人農家はいるだろうか。
日本メーカーがFコーヒーに興味を示さなくなれば、全くのムダ金になるんですよ?
まだまだFコーヒーの売れ行きは良くない。
という事は、日本メーカーもFコーヒー豆はさほど必要ではない。
という事は、大規模農家が日本メーカーに売るFコーヒー豆は少ない。
という事は、大規模農家が買い取る個人農家のFコーヒー豆は少ない。
日本でFコーヒーが売れて、その旨味が個人農家に渡ってもその額は僅か、という事になる。
明日、まとめ。
個人農家がコーヒー豆を生産し、
大規模農家がそれを20円で買い上げ、
日本のメーカーに50円で売る。
日本メーカーは120円で販売し、
個人農家は20円の儲け、
大規模農家は差し引き30円の儲け、
日本メーカーは差し引き70円の儲け。
劣悪な環境にある個人農家を救う方法はあるか?
■方法■
日本で、コーヒーを130円で販売する。
上乗せされた10円分の利益を個人農家に渡す。
日本では僅か10円の上乗せだけど、
それが個人農家に渡れば収入1.5倍。これはデカイ。
デカいけど、これが難しい。
どうしても「大規模農家に渡すだけ」になっちゃう。
そうすると、当然個人農家に渡りにくいわな。
どうにかして個人農家を救いたい、そう考える人たちは2種類の挑戦を行った。
1つ目は日本メーカーがキッチリ買い上げる方法。
日本メーカーが個人農家から10円増しで買い上げ、フェアトレード商品として売る。
この方法には1つの長所と3つの問題点があった。
長所は個人農家と直接やりとりするため、確実に支援出来る事。
1つ目の問題点は個人農家単位では品質や納期が安定しない事。
2つ目の問題点は品数が揃わないため薄利多売出来ない事。
3つ目の問題点は個人農家に輸出の・日本メーカーに輸入の技術が無い事。
2つ目はフェアトレードの「免許」を取る事。
免許があれば、日本メーカーはF(フェアトレード)商品として販売出来る。
F商品を扱っている企業はイメージが良くなるから、日本メーカーには旨味がある。
この方法には2つの長所と3つの問題点があった。
1つ目の長所は消費者にとってF商品かどうかが分かりやすい事。
2つ目の長所は大規模農家が間に入るので、輸出入がスムーズな事。
1つ目の問題点は免許を誰がどう審査するのか、という事。
2つ目の問題点は中間業者が入る事で「混ぜ物」が行われる可能性。
3つ目の問題点は日本メーカー、大規模農家、個人農家の全てが免許を持たないといけない事。
Fコーヒーが「売れる!」と知れば、
日本メーカーはFコーヒー豆を仕入れようとする。
日本メーカーがFコーヒー豆を仕入れようとすると、
大規模農家も「よし、Fコーヒー豆を売りつけよう」と思う。
大規模農家が「よし、Fコーヒー豆を売りつけよう」と思うと、
個人農家が「…ウチから買ってくれ!」となる。
全てが両親に従って行動するなら問題ない。
でも免許を自称する者が出るかもしれないし、
大規模農家がF豆とそうでない豆を混ぜて納品するかもしれない。
そして「免許を与える側」の存在も忘れてはいけない。
免許を与える存在は、日本メーカー・大規模農家・個人農家のどことも無関係な
第三者が行う事になる。
日本メーカーがFコーヒーで得た10円をきちんと個人農家に渡すかどうかを
この団体はチェックしなければならない。
当然、経費はかかる。
どうやって収入を得て運営するのか?
現状では、日本メーカー・大規模農家・個人農家の三者が団体にお金を渡し、
免許を買い、それで初めてF商品に関わる事になる。
…お金が無いと困ってる個人農家に、さらに出費を求める事になる。
これってどうなんだろ。
もう一つ、見逃せない問題がある。
大規模農家や個人農家は免許を取ったとしても、
日本メーカーが割増で買ってくれるとは限らないのだ。
日本メーカーが「今月はFコーヒー豆仕入れないからね」と言えば
大規模農家や個人農家は免許があってもFコーヒーの恩恵を受ける事は出来ない。
この状態で「よし、身銭を切って免許を取るぜ!」と考える個人農家はいるだろうか。
日本メーカーがFコーヒーに興味を示さなくなれば、全くのムダ金になるんですよ?
まだまだFコーヒーの売れ行きは良くない。
という事は、日本メーカーもFコーヒー豆はさほど必要ではない。
という事は、大規模農家が日本メーカーに売るFコーヒー豆は少ない。
という事は、大規模農家が買い取る個人農家のFコーヒー豆は少ない。
日本でFコーヒーが売れて、その旨味が個人農家に渡ってもその額は僅か、という事になる。
明日、まとめ。
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