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ブータン。

国家。

場所はインドと中国の中間。ネパールの隣。

首都はティンプー。

人口は200万人。

国土の大きさは九州くらい。

主要な産業は米、麦、林業。

国教はチベット仏教。(世界唯一)

古くは国王に権力が集約された絶対君主制、
現在は国王の権力を憲法で制限する立憲君主制。

あまり話題に上る事もない小国ですが、実に興味深い国家。
まず、気候が日本と似ていてコメの生産が多い。
ソバや納豆(のようなもの)まであります。
食べ物はトウガラシや乳製品を多用する特徴があり、
「トウガラシの塩バター煮・チーズがけ」といった料理が有名。
(トウガラシ風味、ではなくトウガラシがメイン食材!)
また男根崇拝や夜這いの習慣も日本から見れば馴染みがありますね。

真に面白いのはここから。
ブータンには国王がいるわけですが、その国王がアピールしたのが「GNH」
GNP(国民総生産量 Gloss National Product)じゃないですよ。
GNH(国民総幸福量 Gloss National Happiness)。

国民のシアワセ量を数字にしよう!…ではなく、
(国が貧乏でも)シアワセを感じよう!…というステキスピリッツ。
これ、唱える人もスゴイけど指針として納得しちゃったブータンもスゴイよね。
元々国王は庶民から敬愛されていたとは言いますけどねえ。

お題目としての取り組みはこう。
1・継続可能な社会発展
2・環境保護
3・文化保護
4・良い統治

で、実際にどんな事をやってるのかと言いますと…

・小・中学校で週2~3時間、環境学の授業を行う事
・国土面積の60%以上を森林として保護する事
・タバコ販売禁止
・国民は公式の場では民族衣装着用する事
・旅行者の制限

最後の旅行者制限はもうちょっと詳しく書きましょう。
原則として貧乏旅行など個人での入国は不可、
代理店などを通し1日当たり2万円程度を納めると入国可能。
その代わり無料でガイドさんが付いてくれますし、
国内での交通費・医療費・食事代・宿泊費・医療費も無料。
これ、日本では考えられないでしょ?
自然豊かなブータンを訪れるのは(いい意味で)金持ち外国人ばかり。
ですからある程度高額な料金を取る事はさほど負担ではありません。
おかげで入国者の質を保ちつつ国家の収入も増える。
入国者数が抑えられていれば過度な開発も必要ない。
外人の流入による治安の悪化も起きにくい。
そして入国した人に対しては十分すぎるサービスを提供しているんですから
対外的なブータン評判はしっかり上がる。
実に賢い方法だと思います。

それでは最後に、ブータンのステキルールをもう一つ紹介して終わりましょう。


「初雪が降ったら、休日」。

わはは、いい国だなぁ。
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