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(今回は読者おいてけぼりシリーズ)


ディノ・デ・ラウレンティス…という名前をご存知でしょうか。

イタリアの映画プロデューサー。
古いとこではコナン・ザ・グレート、
新しいとこではハンニバル→レッド・ドラゴン→ハンニバル・ライジングなどに関わった人。

しかし何と言っても有名なのはキングコング。
1976年の年末に公開され、日本の1977年洋画収入第一位になった傑作。
このラウ版キングコングはリメイク作品。
ちょっと詳しく書いてみますと…

初代は1933年のアメリカ映画。モノクロです。
ストップモーション(コマ送り)のコングが登るのはエンパイアステートビル。

それのリメイク版が最初に言ったラウ版キングコング。
こっちは時代設定が変わったので、着ぐるみのコングが世界貿易センタービルに登ります。
1976年ですから実に40年以上経ってリメイクされたわけですね。

その次は1986年のキングコング2。
ラウ版の続編という形を取っています。
ファミコンゲームにもなりました。

で、現在の所、最新作となるのが2005年のキング・コング。
ロード・オブ・ザ・リングのピーター・ジャクソンが監督。
初代のリメイクという形で、通称ピージャク版。
ついにCGのコングとなります。


初代コングが爆発的HITを飛ばしたあと、世界中にコングブームが吹き荒れました。
様々な偽物…いえいえB級モノが乱造されたのです。
これに対し、正式に権利を買い取りリメイクする気満々だったラウは、
世界中にあったあらゆる「偽キングコングもの」に対し訴訟を起こしました。
自分が作っているラウ版コングこそが正統である!…と認めさせるためです。

裁判で負け、ことごとく潰されていくB級コングもの。

しかし当時、ラウが「絶対に日の目を見させない!」と言い放ち裁判を行ったにも関わらず
裁判官が「これは著作権違反ではない」とOKを出した作品があります。

なのになぜか公開されたのはドイツで1週間だけ。
裁判で勝ったはずのイタリアでは公開されませんでした。
…ラウが圧力をかけ、世界から抹殺し、現代には情報が残されていないはずのクイーンコング…。
それが2002年になって突如復活!
失われたはずのフィルムが発見されたのです!

それがこれ。











クイーンコング



ちょっと!帰らないで!帰らないで!

(つづく)
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