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天皇家向けの食事を作るお仕事は強烈に厳しい。
「おい!玉ネギを1cm幅に切っとけ!」と言われて、
1 縦半分に切り
2 芯を抜いて頭とお尻も切り落とし
3 1cm幅に切る
…これ、アウトなんです。
なぜって?
完成した玉ネギは確かに1cm幅ですけど厚みが違うでしょ?
正解はこう。
1 縦半分に切り
2 芯を抜く
3 残りを1枚1枚剥がす
4 頭とお尻に近い部分(厚みが薄い部分)を全て切り落とし
5 残った部分で厚みが同じ部分だけを1cm幅に切る
こうすれば幅も厚みも均一な「1cm幅の玉ネギ」が出来上がるって訳です。
(ただし使える部分はほんの僅かだけですが)
肉を整形するためにタコ糸でしばったりしますが、
あれを取り忘れたスタッフは辞表を書いたほど。
作る側と食べる側
天皇家向けの食事の鉄則。「盛り付けられているモノは食べられるモノ」。
鶏の丸焼きもサンマも骨を外してから盛り付ける。
ただし小魚類は例外で、昭和天皇はワカサギフライや稚鮎を頭からバリバリ…が好きだったとか。
一度、柏餅を葉付きで出したところ天皇は葉ごと食べちゃった事も。
(だって「葉は食べない」なんて知らないんですもの)
これ、近くにいる人が言ってあげればいーじゃんと思うかもしれませんが
天皇から聞かれる前にこっちから提案するのはダメなんですって。
ナマモノ
天皇家の食事に刺身は少ない。
昭和58年通算での刺身登場回数は僅か11回。
でも決して嫌いなのでは無く
地方行事の前日にはナマモノを食べないという暗黙の了解があったため。
実際はマグロ山かけ+麦ご飯、なんか大好きだったそうです。
献上品
天皇家の食費は税金なので決して多くない。
だが(当時は)献上品が多かった。
メニューに使うにも限度があり、鮮度が落ちやすいものなどは元より使えない。
…というわけでスタッフ総動員で食べた事も。
イラン国王から大量のキャビアが届いた時は毎日キャビア丼。
天皇の好物
サツマイモが好きで、それも皮付きを食べるのが大好き。
皮を剥いて出した時は食べなかったそうな。
意外なところではトウモロコシが大好き。
それも茹でたものではなく醤油ダレを塗って回し焼く、あの縁日のようなトウモロコシ。
さすがに1本そのまま出した事は無いようで、
2センチ幅くらいに筒切りにして出したそうですけれど。
サンドイッチ
車移動が多い天皇は弁当としてサンドイッチを食べる機会が多かった。
このサンドイッチも曲者で、挟んで終わり…ではない。
中に挟む具材がジャムだろうがローストビーフだろうが完成形の厚みは均一でなければならないため、
使う具材によってパンの厚みを変える。
イチゴジャムに至っては裏ごしして粒を全部取ってある(!)。
出来たサンドイッチを一口サイズに切り分けてから詰めるが、
この時パンを押さえ過ぎて指の跡が残ったら作り直し。
ようやく完成したサンドイッチは断面を見せないように伏せて詰め込む。
新人が見ると切り分けてある事すら分からないという。
登山を楽しんだ天皇、お昼時を迎える。
天皇にサンドイッチを渡すのは主膳(配膳役のスタッフ)の仕事。
あとは女官が取り分ける。
天皇 「…イチゴジャムを」
女官 「他にはいかがでしょうか?」
天皇 「イチゴジャム」
かくして天皇の手元には3切れのイチゴジャムサンド。
天皇 「あとは、皆に」
女官 「皆さんに回してあげて下さい」
スタッフは30人以上。
全員に回せば残りません。
女官 「…皆さんにお取り頂きました」
天皇 「あ、そう。じゃあ食べようね。(ハムッ)…美味しいね」
…ちょっとイイ話だなー。
ジャムサンド好きってのも微笑ましい。
メニュー
1984年(天皇83歳)の1年間で昭和天皇が食べた普段の食事メニューが現存している。
年に何回くらい食卓に上がったのか、一部を抜粋する。(弁当・朝食・食事会は除く)
うなぎ蒲焼 16
サバ味噌煮 12
鮎の塩焼き 10
八方煮(野菜煮物) 32
ブロッコリーおひたし 23
ロールキャベツ 11
ヒレ肉ロースト 12
合鴨の赤ワイン煮 8
若鶏刻み肉のパイ生地包み焼き 7
茹でカリフラワーサラダ 15
芽キャベツバター煮 10
スイートポテト 11
うどん 15
焼き飯 13
手打ち蕎麦 11
うなぎ蒲焼は好物で、料亭から出前を取る事もしばしば。
肉類や蕎麦も好きだったそうです。
酸味・辛味の強いものは苦手で、薬味のワサビも原則使わなかったとか。
…ところで、天皇が食べる焼き飯ってどんなのだろうか?
ハムとナルトが入ってたそうですから、見た目はシンプルだったのかも。
「おい!玉ネギを1cm幅に切っとけ!」と言われて、
1 縦半分に切り
2 芯を抜いて頭とお尻も切り落とし
3 1cm幅に切る
…これ、アウトなんです。
なぜって?
完成した玉ネギは確かに1cm幅ですけど厚みが違うでしょ?
正解はこう。
1 縦半分に切り
2 芯を抜く
3 残りを1枚1枚剥がす
4 頭とお尻に近い部分(厚みが薄い部分)を全て切り落とし
5 残った部分で厚みが同じ部分だけを1cm幅に切る
こうすれば幅も厚みも均一な「1cm幅の玉ネギ」が出来上がるって訳です。
(ただし使える部分はほんの僅かだけですが)
肉を整形するためにタコ糸でしばったりしますが、
あれを取り忘れたスタッフは辞表を書いたほど。
作る側と食べる側
天皇家向けの食事の鉄則。「盛り付けられているモノは食べられるモノ」。
鶏の丸焼きもサンマも骨を外してから盛り付ける。
ただし小魚類は例外で、昭和天皇はワカサギフライや稚鮎を頭からバリバリ…が好きだったとか。
一度、柏餅を葉付きで出したところ天皇は葉ごと食べちゃった事も。
(だって「葉は食べない」なんて知らないんですもの)
これ、近くにいる人が言ってあげればいーじゃんと思うかもしれませんが
天皇から聞かれる前にこっちから提案するのはダメなんですって。
ナマモノ
天皇家の食事に刺身は少ない。
昭和58年通算での刺身登場回数は僅か11回。
でも決して嫌いなのでは無く
地方行事の前日にはナマモノを食べないという暗黙の了解があったため。
実際はマグロ山かけ+麦ご飯、なんか大好きだったそうです。
献上品
天皇家の食費は税金なので決して多くない。
だが(当時は)献上品が多かった。
メニューに使うにも限度があり、鮮度が落ちやすいものなどは元より使えない。
…というわけでスタッフ総動員で食べた事も。
イラン国王から大量のキャビアが届いた時は毎日キャビア丼。
天皇の好物
サツマイモが好きで、それも皮付きを食べるのが大好き。
皮を剥いて出した時は食べなかったそうな。
意外なところではトウモロコシが大好き。
それも茹でたものではなく醤油ダレを塗って回し焼く、あの縁日のようなトウモロコシ。
さすがに1本そのまま出した事は無いようで、
2センチ幅くらいに筒切りにして出したそうですけれど。
サンドイッチ
車移動が多い天皇は弁当としてサンドイッチを食べる機会が多かった。
このサンドイッチも曲者で、挟んで終わり…ではない。
中に挟む具材がジャムだろうがローストビーフだろうが完成形の厚みは均一でなければならないため、
使う具材によってパンの厚みを変える。
イチゴジャムに至っては裏ごしして粒を全部取ってある(!)。
出来たサンドイッチを一口サイズに切り分けてから詰めるが、
この時パンを押さえ過ぎて指の跡が残ったら作り直し。
ようやく完成したサンドイッチは断面を見せないように伏せて詰め込む。
新人が見ると切り分けてある事すら分からないという。
登山を楽しんだ天皇、お昼時を迎える。
天皇にサンドイッチを渡すのは主膳(配膳役のスタッフ)の仕事。
あとは女官が取り分ける。
天皇 「…イチゴジャムを」
女官 「他にはいかがでしょうか?」
天皇 「イチゴジャム」
かくして天皇の手元には3切れのイチゴジャムサンド。
天皇 「あとは、皆に」
女官 「皆さんに回してあげて下さい」
スタッフは30人以上。
全員に回せば残りません。
女官 「…皆さんにお取り頂きました」
天皇 「あ、そう。じゃあ食べようね。(ハムッ)…美味しいね」
…ちょっとイイ話だなー。
ジャムサンド好きってのも微笑ましい。
メニュー
1984年(天皇83歳)の1年間で昭和天皇が食べた普段の食事メニューが現存している。
年に何回くらい食卓に上がったのか、一部を抜粋する。(弁当・朝食・食事会は除く)
うなぎ蒲焼 16
サバ味噌煮 12
鮎の塩焼き 10
八方煮(野菜煮物) 32
ブロッコリーおひたし 23
ロールキャベツ 11
ヒレ肉ロースト 12
合鴨の赤ワイン煮 8
若鶏刻み肉のパイ生地包み焼き 7
茹でカリフラワーサラダ 15
芽キャベツバター煮 10
スイートポテト 11
うどん 15
焼き飯 13
手打ち蕎麦 11
うなぎ蒲焼は好物で、料亭から出前を取る事もしばしば。
肉類や蕎麦も好きだったそうです。
酸味・辛味の強いものは苦手で、薬味のワサビも原則使わなかったとか。
…ところで、天皇が食べる焼き飯ってどんなのだろうか?
ハムとナルトが入ってたそうですから、見た目はシンプルだったのかも。
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