今日の映画

深夜のクラブで酒を飲む新聞記者の「おれ」。
その隣にいるのは酒に酔った元アメリカ大統領。
しかし驚くなかれ元・ロシア首相、元・中国国家主席、元・韓国大統領までもが現れる。
いったいここは…？




























日本以外全部沈没　２００６年　日本

「４２７便が墜落した…何でも定員５００人のところ４０００人が乗っていたらしい」

僅か数週間で日本以外が全て沈没、外国人が難民として押し寄せて来たら…？
というブラックユーモア溢れすぎな作品。

アメリカが沈み大豆が高騰して豆腐は食べられないが
捕鯨反対国が無いのでクジラ料理は安い、
外人の労働力が飽和するのでＴＶドラマはハリウッド俳優使いまくり、
ご家庭メイドは雇いたい放題で
外人フーゾクに至っては１回１０円などなど。

外人差別だと思っちゃいかんよ？
こういう馬鹿げた事をやる日本人も等しく笑いの種になっているのだから。

監督は「いかレスラー」「コアラ課長」など怪作で有名な河崎実
特撮は「男たちの大和」の特撮研究所、
監修は「ウルトラマン」シリーズの実相寺昭雄！！
他にも生臭い出演者山盛り。
何ですかこの無駄なエネルギーは。
爆破シーンなんてまるっきり昭和特撮。良すぎる。

作家・小松左京が書いた名作小説「日本沈没」。
これに対し筒井康隆が書いたパロディが「日本以外」。
優れたＳＦ作品に贈られる「星雲賞」という賞があるんですが
第５回星雲賞は長編の部では「日本沈没」、短編の部では「日本以外」が受賞した。
洒落が分かるってスバラシイ！