さらば円楽師匠

みなさんとカブりそうですがこのネタを。

落語家・五代目三遊亭円楽師匠引退。

もう７４歳かぁ。
週３回の透析、脳梗塞後遺症と戦いつつ３ヶ月の特訓した上で
定番「芝浜」を４０分。
まずはこれを選択しやり遂げた事に惜しみない賛辞を。
本人に言わせると「だめですね」という事ですが…。


これはこれで一つの立派な引き際ですよね。
全盛期の落語を１００点満点とし、当時は９５点を取っていたとしましょう。
しかし今は年齢による衰えでもはや満点は狙えないとしたら。
どんなに頑張っても７０点にしかならないとしたら。
この年齢で７０点を取れる事に意義を見つけ、７０点を目指し頑張るというのも一つの道。
どうやっても埋まらない３０点を悲観し、引退するというのも一つの道。
(特に本人だからこそ分かる３０点もある事でしょう)

漫画家に置き換えるとどうなのかな。
７０歳を超えた後藤さんが、様々な不調を抱えつつ作品に取り組む。
定番のエロ漫画で勝負したものの、線のヨレや体のバランスが気になって引退…。
そういう感じですかね。

５４年後の後藤さんがどんな創作活動をしているのかは分かりませんが、
後藤さんには原稿用紙に最後の線を引き終えるその瞬間まで、
御自身の納得する得点を、そして少しでも高い点数を目指して欲しいと思います。
(目指すのが７０点満点であっても１００点満点であっても、ね)
その志ある限り、羽の楽園は付かず離れずお供させて頂きたいと思います。








ワハハ、自分で書いてて何ですがウチにこういう堅い話は似合いませんなぁ！(笑)
明日の日記は女性必見。