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回答編

犯人ではないのに犯人と同じ要素(DNAパターン)を持つ可能性は0.0001%。
…という事は楽園島には10人の「桜木さゆみさん」がいる事になります。

そして犯人と同じ要素(DNAパターン)を持っていないのに
なぜか一致した!と言われてしまう可能性が0.001%。
…という事は全く違うDNAパターンなのに
なぜか証拠品のDNAパターンと一致しちゃった人が100人もいます。

ですから警察が「アンタは証拠品のDNAと一致したよ」と伝えたのは110人。
真犯人は110人中の1人。

以上の計算から、例えDNAパターンが一致した!と言われたとしても、
後藤羽矢子さんが犯人である確率は1%以下となります。



…いかがでしょうか。
0.000…%、なーんて数字を見ただけで判断してはいけない、というのが
ご理解頂けたでしょうか。

日本もあと2年ほどで裁判員制度が始まる予定です。
今回の日記のような確率のカラクリを知らないまま裁判員になっちゃうと、
「えー、まー、よく分からないけど0.000…%の確率で、って言ってるから多分犯人だよ」
なーんて判断をしちゃうかもしれません。
皆さんもご注意あれ。

明日の日記は大河連載日記「確率・その2」おまけ。
次回で最終回です。お付き合いの程を。
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ある日あなたに一本の電話が。
「アー、こちらは警察ですが…
実はですね、○○事件の犯人のDNAと、あなたのDNAが一致しました」

…こう言われたら、アナタどうします?

世間の厳しい目に耐え、
え、いや、ちょっと待ってよ!
俺は関係無いって!マジだって!…とワタワタするしか無いんでしょうか。

ではちょっと考えてみましょう。
実在の人名を使ってますが、理解度を上げるため…ですのでどうかご容赦を。






絶海の孤島「羽の楽園島」で殺人事件が起きました。
被害者はぷう。です。
・この島の人口は1000万人、全て女性です。
・その1000万人全ては「犯行可能な人物」です。
・犯人が島外に逃げた可能性はありません。
・犯人は犯行現場に1本の髪の毛を落として行きました。証拠はこれだけ。

DNA調査について
・ホンモノの犯人を調査した場合は、100%確実に「一致」と出る。
・証拠品の毛髪DNAパターンと偶然同じDNAパターンを持っている可能性…
          (つまり他人なのに偶然同じ要素を持っている確率)は、0.0001%
・証拠品の毛髪DNAパターンとは全く違うDNAパターンなのに、
                 なぜか「一致」と出てしまう可能性…0.001%


警察がDNA調査を行った結果、こう言いました。
「髪の毛のDNAパターンと後藤羽矢子さんのDNAパターンは一致しております」。

後藤羽矢子…楽園島在住の漫画家。ハタチ。

あなたが裁判官なら、後藤さんは有罪ですか?無罪ですか?






うーん、DNAが…と聞いただけで、
なんだか後藤さんが犯人で間違い無いような気がしますねぇ。






ではこのDNAパターンってのは一体何なんでしょうか。
ニンゲンに限らず、生物の細胞にはDNAというモノが含まれています。
DNAというのは人によって違うので、これを調べる事が出来れば個人特定が出来る!
…という理論です。

まずここがポイント。
犯罪捜査で言う「DNA検査」は、全てのDNAを調べる訳ではありません。
比較しやすい要素だけを取り出し、調査するのです。
ですから偶然同じになる事もあります。

女性・漫画家・自画像は黒髪三つ編み・彼氏アリ・姉妹アリ・実録漫画アリ・エロ漫画アリ

…という要素だけ見れば「これ絶対後藤さんの事だよね」と思うでしょうが、
桜木さゆみさん も偶然これに一致します。

もちろん全身くまなく比べれば(膨大なDNAを全て調べれば)お二人の差は歴然としているんですが、
犯罪捜査で使われるDNA鑑定ではそんな事はやりません。
調べるのはあくまでもDNAの中のいくつかの要素だけ。
ですからDNAが一致した、ではなくDNAパターンが一致した、と表現します。



でもでも、0.00000…なんて数字を見ちゃうと、
後藤さんが犯人で間違いないんじゃないの?と思いませんか?
冷静に考えれば、後藤さんを救う活路を見出せるかもしれません。
明日の日記は大河連載日記「確率・その2」回答編。
医者からは乳ガンを発見するための「乳房X線検査」(マンモグラフィ)を受けるよう勧められました。

実際に検査を受けると、結果は「陽性」でした!




・40歳女性が、乳がんにかかる確率は0.8%
・乳がん患者が、マンモグラフィで陽性になる確率は90%
・乳がんではないが、マンモグラフィで陽性が出る可能性は7%

では「陽性になった人が本当に乳ガンに侵されている確率」は何%ですか?


どうでしょうか?
ガンの検査で陽性、と聞くとそれだけで随分絶望的な気分になりませんでしたか?
特に上半分だけ…確率話を知らなかったとしたら。
恥ずかしながらワタクシも、陽性=ガン、と考えていました。
というか、確率話を聞いてもサッパリ分からない!のではないでしょうか。
それではちょっと考えてみましょう。

まず、乳がんにかかる可能性は0.8%。
という事は、1000人を検査すればそのうち8人は乳がん患者です。



次に、乳がん患者が検査で陽性と出る確率が9割。
乳がん患者8人中、7人は陽性!と出るのです。



さらに、乳がんじゃないのに陽性!と出る人が7%いますから…


1000人を検査した場合、「陽性!」と言われるのはこの赤字部分の人たち。



陽性と言われた人は計77名。
そのうちホンモノの患者は7名。という事は…


陽性であっても、乳がんである確率は約9%という事になります。  


どうですか?
これを聞けばガン検査で陽性になっても、即絶望するにはまだ早い…と思いませんか?
そしてこの「枝分かれ式」で考えると、スッと理解出来る…ような気になりませんか。

明日の日記は確率・その2。
犯人とあなたのDNAパターンが一致します。
司書さんから勧められたら乗る、それが楽園スタイル。

荒俣宏 奇ッ怪紳士録 平凡社

アラマタさんから見て「奇ッ怪」な人物のエピソード紹介する本。

「我々の行うボランティアは言わば宗教的義勇軍である」→
「義勇軍って事は一時的に結成されたって事?」→
「いやいや一時的な活動じゃダメだ」→
「なら義勇軍じゃなくて常備軍だよね」→
「だったら霊魂を救うための常備戦闘集団…救世軍って名前でどう?」
軍隊的布教という異色の集団「救世軍」を作ったウィリアム・ブース。

「ニコニコしてれば幸せが来るんじゃね?」→
「じゃ、ニコニコ倶楽部ってのを作ろうぜ」→
「機関紙の題名も『ニコニコ』でいいよね」→
「でも機関紙に何載せる?ネタ足りないよ」→
「だったら乞食に変装して彼らが如何にニコニコしながら幸せを味わってるか取材しようぜ」
変装して潜入取材、というブームを作った知久泰盛。

「源義経は音読みするとゲン・ギケイ」→
「モンゴルでは王の事を汗(カン)と呼ぶ」→
「ゲン・ギケイカン、ゼンギケイカン、ジンギスカン!」
ジンギスカンは義経、という珍説を繰り出した小谷部全一郎。
かつて私は、メガマック という悪魔と戦いました…。

しかしドナルドはまだまだ本気ではありませんでした。
6月8日、メガてりやき 発売決定!

もちろん肉は2倍、チーズも入っているそうで…
そのカロリーはメガの754を軽く超える903!!


今回は「メガてりやき100万食突破するのはいつ?」というキャンペーンをやってます。
当選者の中から抽選で100名様に、メガてりやき100個無料券をプレゼントするそうです。
ノーマルメガは販売開始からわずか4日間で300万食以上を売りました。
今回もきっとドバッと売れるんでしょうねぇ。

メガマック販売決定後、

・メガてりやき
・メガフィレオフィッシュ
・メガチキンフィレオ

…の3つをテストしてたそうです。
まだまだメガシリーズは出るのかもしれませんね。
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