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今日は戦争とコメについてお話させて頂きます。

皆さん一度は「満州事変」だの「日中戦争」だのと言った言葉を聞いた事がおありかと。
そんな戦時におけるコメ消費についてのお話です。


昭和初期、日本は金融恐慌などで政治不信になっており、
国外侵略をする事で発展を遂げようとしました。
そこで注目されたのは中国の東北にある「満州」。

かつてこの地で、北にあるロシアと戦った日本。
この地域を抑えておかないと、いつまたロシアが攻めてくるか分かりません。
そのために日本は、ここ満州に軍隊を派遣していました。

この軍隊を利用し、乗っ取るカタチで満州という名前の植民地を手に入れました。
当然、中国とは武力衝突が起き(日中戦争)、諸外国からも見放されます。
日本の味方はドイツとイタリア。
敵対したのはアメリカとイギリス。
大国アメリカだけは敵に回したくなかった日本ですが、
アメリカが行った経済制裁に逆切れ。
イギリスの植民地がある東南アジアや、
ハワイの真珠湾を攻撃したりしたもんだからまた戦争が勃発(太平洋戦争)。
インドやオーストラリア、ソビエト、タイといった様々な国を巻き込みつつ戦闘を行いますが、
最後は原爆を落とされ、満州も手放し、日本のKO負け。
満州から逃げ遅れた日本移民は、中国残留孤児として長く苦しむ事になります。


…という長ーい文章を読むのがめんどくさいアナタは要点だけ覚えましょう。

・1937年(昭和12) 日中戦争開始
・満州国という名前の植民地をゲット
・1941年(昭和16) 太平洋戦争開始
・1945年(昭和20) 敗戦

…これだけでOKです。
太平洋戦争は日本から見たお話で、世界レベルではこれを第二次世界大戦と呼びます。

さてさて。
この頃の日本人、どれくらいコメを食べていたと思いますか?

明日の日記は「らいす論・3(後編)」
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それでらいすについて考えてみましょう。
コメ1合はおおよそ150グラム。
これを炊飯すると330グラム。

・コメ1合=150g
・御飯1合=330g

…これを基本とします。

なお、市販されているおにぎりをバラバラにして調べた(本当)ところ、
使われているゴハンはほぼ100gでした。

Q:昔の日本人はどれくらい食べていたか?
私の調べた限りで一番古いのは、日本が鎖国してる時代…1663年の古文書。
ここには「猟師・山仕事をする人は1日5合…(略)」という文面がありました。
コメ5合=コメ750g=ゴハン1650g=おにぎり16個半!
キツイ肉体労働に従事しているため、カロリー消費も多いのでしょうか。
それにしても白米5合が入手出来ていたというのはちょっと驚き。

Q:そんなに食べてたのは肉体労働者だけだったのでは?
正確な時期は不明ですが、江戸時代の牢屋入りした囚人の食事に関する資料があります。
それによると入牢者に割り当てられる米は1日当たり4合5勺。
コメ4合5勺=コメ675g=ゴハン1485g=おにぎり約15個!
精米の程度は分かりませんが、何にせよ凄い量です。

Q:なんでそんなに食べるの?
栄養学的に、食べないとダメなんです。
昔は動物性の食べ物が不足していました。
脂質やたんぱく質が不足していた…つまり、
摂取カロリーと摂取栄養素の両方が不足していたのです。
カロリーに関してはコメをガツガツ食べれば何とかなりますが、
栄養素に関してはコメに含まれる物だけではカバーし切れなかったようです。
江戸時代の農民が書いた古文書には、
「年寄りは(食が細いので)コメじゃなくて肉食わせなきゃ駄目ズラ」という文章もあるそうですよ。

Q:ゴハン以外の食べ物は?
雑穀は量を食べにくく消化も悪く、カロリー摂取が難しいためにやや敬遠されていました。
「食べやすい白米を大量に」…これがスタンダード。
ですからゴハンが進む塩辛いモノ、特に味噌は重要だったそうです。

Q:現代人はどれくらい食べてるの?
2000年の時点で、白米1日160g。
江戸時代に牢屋に入ってた人の4分の1です。

今日のオマケ
ソバは栄養価が高く、コメのように量をガツガツ食べなくてもOK。
荒行のひとつ「五穀断ち」という修行はコメ・麦・あわ・ひえ・豆などを食べません。
ですがソバはOKだったのでこの修行中はソバ粉を持ち歩き、
水やお湯で練って「そばがき」の状態にして食べる事で最低限の栄養素をキープしていたようです。
ソバの栄養素が高バランスだからこそ出来る裏技で、
これを小麦粉(うどん)で実践すると、ソバの倍量を食べないといけないそうです。

明日の日記はらいす論・3
戦争とコメ、で御座います。
らいす論に入る前に、
まずは食べ物のカロリーについてお勉強しておきましょう。

ある食べ物をメラメラと燃やしてみた場合に得られる熱量と、
消化後の食べ物をメラメラと燃やしてみた場合に得られる熱量には差があります。
これは様々な物質が消化吸収されるから。
でも消化吸収される物質の中にも、様々な種類があります。
例えば脂肪分はよく燃えますね。
でも塩分やビタミンはあまり燃えません。
ですから脂肪分が多い食べ物は高カロリー、と表現出来ます。

よく栄養が足りないとか低カロリーとか言いますよね。
似た意味を表しているようですがこれは別物。
脂肪の塊は高カロリーですが栄養素としては偏っています。
あなたのカラダが工場だとするなら、

カロリー=燃料
栄養素=原料

…と考えて頂ければすんなり理解出来ますでしょうか。
ダイエットする時は「必要な栄養素を確保しつつカロリーを下げる」という必要があります。
「高カロリーの食べ物=高栄養素の食べ物…とは限らない!」
…はい、ここテストに出ますよ。

今日のオマケ
「ペミカン」という食べ物をご存知でしょうか。
元はインディアンの保存食で、粉末にした干し肉とフルーツ、多量のラードを混ぜ、固めたモノ。
日本人は極地探検や雪山登山に持参したそうで、
たっっっぷりのラードで野菜や肉を炒め、ラードごと冷やし固めて作ります。
こうすれば水分が蒸発してカサも減り、ある程度保存が利きます。
あとは炒飯に使うも良しカレーに使うも良しお湯に溶かしてスープにするも良し、という食べ物。
寒冷地ではただ立っているだけでも体温がどんどん下がります。
それに対抗してカラダは体温を維持すべくせっせと発熱します。
つまり、多くのエネルギーを使います。
この凄まじいエネルギー消費をカバーするためには、
こういうブッ飛んだ高カロリー食が必要だったわけです。

明日の日記はらいす論・2
皆さんは1日にどれくらいお米を食べますか?
ぎゃんぶる太平記G
「黒歴史を賭けて麻雀対決だコロン」(仮名)の巻。

んん?
A田、O野木、師匠、後藤さん、藤島さん…。
5人いる!

卓に座っているのは後藤さん、藤島さん、A田、師匠の代打ちの「ロボ」。

という事はA田+O野木はチームなのか?
A田が負け→逃亡→O野木が責任取って黒歴史公開…か?



声・石丸博也!
うはははははは絶対狙ってるなコレ!

明日の日記は「らいす論」。
100年前のカラー写真

えーと何だかよく分からないんですが、
100年前にゴールスキーさんって人がいて、
赤・緑・青のフィルターを使う事でカラー写真を撮影してた、と。

で、このサイトにはその写真が1902枚もある、と。
100年前のロシア帝国をカラーで見れるんですよ、と。
(1-500、をクリックすると最初の500枚が見れます)

何がどう…と言う事も無いんだけど、何となくイイ。

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