返却

ある日の話。
返却すべき本があるので図書館に向かった。
図書館入り口は全面ガラス張り。
ガラスには休館日を書きこんだカレンダーが貼ってある。

この日は休館日。
入り口脇の返却ポストに本を入れれば終了…だったんですが。

幼稚園くらいの男の子＆妹らしき子供が２人、
図書館の入り口前のスペースで遊んでいた。
わざと大きな声で独り言を言い始める私。

ぷう。「あーれー？今日図書館休みかぁ～！ざーんねん！」
男の子「そうやで！今日休みやで！」
女の子「休み！」

ぷう。「なーんだー、休みかぁ～！
　　　　(掲示されたカレンダーを指差しつつ)そーかー、ココを見れば良かったんだな！
　　　　えーとー…今日は何月何日の何曜日だったっけ？」
男の子「今は～５月の～○日！…○曜日！」
女の子「○曜日！」

ぷう。「(カレンダーの日付部分を１つずつ指差しながら)…じゃあ今日はココかぁ！
　　　　…あぁ、本当だ、お休みの日って書いてあるなあ！」
男の子｢今日は図書館休みやねん！｣
ぷう。「そーかー、休みかあ！せっかく本を返しに来たんだけどなぁ…」
男の子「返せるで！(返却ポストに向かって駆け寄る男の子)ココから返せるねん！」
ぷう。「ホンマ！？やぁ助かる！」

私は何冊か本を返却する予定でしたので、
子供たちにも渡してみんなで返却。
ゴトン、ゴトン、ゴトン。

ありがとう、子供たち。
とっても助かりましたよ。