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紙を食べる
「45年前の天明の大飢饉の時に古くなった紙を水に漬け、
蒸してほぐし少しの砂糖を混ぜて餅として食べた。
非常に美味く、村の寺にある大般若経まで食べ尽くした。
しかしそのおかげで700人の村民が生き延びた。」
(1827年に出版された本「経済要録」より)

竹の紙
竹からも紙が作れる。
竹を2mほどに切り、ため池に漬ける。
100日経ったら引き上げ鎚で叩き、硬い組織と青皮を取り除く。
残った繊維に石灰を溶かした液を塗り、8昼夜のあいだ蒸す。
蒸しあがったら水洗いし、灰汁に浸しながらもう一度蒸しておく。
これで自然発酵が始まるが、発酵10日ほどするとほどよく柔らかくなっているので
取り出して臼で突くとパルプの完成。
漉くと紙になる。
現在の技術ではもっと早く作れるが、
パルプ化出来る部分がごく僅かなので膨大な収穫量が必要となり現実的ではない。





詳細が明かされていないのは妄想せよのサイン(独断)。

夜半に村に到着。
村に1軒きりの旅籠はすでに当日の営業を終了。
しかし2階からは明かりが漏れており、かすかに漂う料理の匂い。

蓬色青年 「…遅かったかッ…」
イヌキバ  『…これで何度目どすか…』
蓬色青年 「あの時ちゃんと右に曲がっておけば…」
イヌキバ  『あたしの鼻を信じはらへんからどす』

かくして本日も野宿。
しかしそれも嫌いではない蓬色。
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