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数年前だったかなあ。
大抵は仕事人とか大岡越前みたいな時代劇を放送してる枠があって、
そこが急に木枯らし紋次郎の再放送を始めた事がある。

木枯らし紋次郎。
上州三日月村出身。
幼い頃に間引きされそうになった過去から根底に人間不信が流れる。
家を捨て無宿渡世として「誰にも関わらずに」生きて行こうとするが…。

剣撃の豪快さや爽快感を求める当時の時代劇の中で、
・農民出身なので名刀や必殺技は無く、刀の構え方・戦闘法がイレギュラー
・太刀筋を太刀で防御しない(刃こぼれしたら戦えなくなるから)
・刀の手入れが出来ないので斬撃攻撃は控える
…といったかっこよさを度外視し泥臭いリアルと悲劇と無力感に溢れた作品。

原作は笹沢左保の小説。映像化も何度もされた。
映画 昭和47年6月「木枯らし紋次郎」 菅原文太
映画 昭和47年9月「木枯らし紋次郎・関わりござんせん」菅原文太
映画 平成5年11月「帰ってきた木枯らし紋次郎」中村敦夫
TV 昭和47年1月「木枯らし紋次郎」中村敦夫
TV 昭和47年4月「続木枯らし紋次郎」中村敦夫
TV 昭和52年1月「新木枯らし紋次郎」中村敦夫
TV 平成2年12月「木枯らし紋次郎スペシャル」岩城滉一
TV 平成6年11月「帰ってきた木枯らし紋次郎」中村敦夫

特に昭和の中村敦夫紋次郎には絶大な人気があり、
「無宿渡世に怒りをこめて 口の楊枝がピューと鳴る 噂のあいつが紋次郎」というナレーション、
「市川昆劇場」という銘打ち、主題歌の「誰かが風の中で」などが印象的。
高い人気を誇った中村敦夫紋次郎を倒すべく作られた時代劇が「必殺仕掛人」。
後の必殺シリーズの第一作である。

なお、この中村敦夫紋次郎は撮影中にアキレス腱を痛め2ヶ月近く放送が中断する。
その間に必殺仕掛人は視聴者を獲得し、逆に放送が再開した紋次郎は苦戦し放送終了となった。
当時は「中村敦夫は仕掛人にアキレス腱を切られた」という噂まで流れた。

しかし敦夫は必殺シリーズでも1,2を争う強キャラとして帰ってくるのである。

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