抜かりは無い

魔除けという事であれば左京区の鞍馬寺をお勧めしない訳には行きません。

寅の月・寅の日・寅の刻に見た夢を元に作られたので虎のモチーフ多し。
ここでは狛犬ならぬ狛虎です。

このお寺の魔除けお守りとしてメジャーなのが「福虎」。
阿吽２形の虎をかたどったお守り。

指輪系であれば「指念珠」。
その名の通り、指輪型の数珠。

何が何でも守って欲しいという事であれば「神名帳守り」。
八百万の神様の名が書かれた札を入れたというスケールのデカイお守り。
ちょっとやりすぎでないか。


大元は毘沙門天と千手観音を祭った天台宗のお寺。
しかし６０年ほど前から鞍馬弘教(くらまこうきょう)という宗教として独立し、
「第三の存在」を加えた三位一体を信仰するようになりました。
その第三の存在というのが護法魔王尊。

曰く、
光の象徴・太陽の精霊「毘沙門天」、
愛の象徴・月輪の精霊「千手観音」、
そして力の象徴・大地の霊王「魔王尊」…。

ここだけ読めばどこの仮面ライダーＢＬＡＣＫＲＸ。

しかもこの魔王尊、６５０万年前に、金星からやってきた存在で、
人類とは違う原子で出来ており永遠の１６歳というお腹一杯な設定なのです。
多分この魔王尊に守ってもらったら、並みの存在は近寄らないと思います。
色々な意味で。