シンボル

仏教では様々な神様が登場し、それらは分類されています。

如来
悟りを開いた者。
基本的には釈迦＝仏陀の事。
メンバーとしては釈迦・大日・阿弥陀・薬師の４人。

菩薩
如来に向けて修行中の者。
メンバーとしては観音・普賢・文殊・地蔵など。

明王
仏教の中の一派、密教で登場する神。
仏教に帰依しない人を(力ずくでも)帰依させる事に特化。
メンバーとしては不動・金剛夜叉・孔雀・愛染など。

天
布教する上で他の宗教の神を取り入れ、仏教・密教の神として昇華したもの。
帝釈天…バラモン教・ヒンドゥー教の武神であり雷神のインドラ神がルーツ。
毘沙門天…古代インドの財宝神クヴェーラ神がルーツ。戦国武将・上杉謙信が信仰。
韋駄天…ヒンドゥー教のスカンダ神がルーツ。誤字が転じてイダテンと呼ばれるように。
水天…古代インドのヴァルナ神がルーツ。安産・水難系の神。
…などなどかなりの数がおります。


さて、密教ではこれらの神様には
１音節で表すキーワード、シンボルのような文字が御座います。
特定の神様にお祈りする時、シンボルの字が書かれたモノに向かって
ひたすらお祈りしたりするのです。
便利と言えば便利ですね。

このシンボル字は「梵字」と呼ばれる特殊な書体なので
ここでは表記出来ませんが、発音は何とかなります。
それによりますと…

バ(va)　水天
バイ(bhai)　薬師如来
バー(vaa)　風天
イ(i)　伊舎那天
イー(ii)　帝釈天

…を表すので御座います。
スーパースターに幸あらん事を。