イスラム・１

イスラム教といえば「コーラン」。
コーランというのは１１４章からなるイスラム教にとって大事な書物。
お祈りの仕方や断食などもコーランの中で定義されており、
一種の宗教的ルールブックと言えます。

基本的なイスラム社会でのルールはこのコーランを元に決まっていますが、
時代の変化で新たに解釈する必要が出た場合は
イスラム法学者が集まって会議し、コーランをベースに新たなルールを作ります。

例えばイスラムの教えではお祈りがとても大事。
１日５回、聖地の方向を向いて座ってお祈りするのです。
でも時代が変わり、現代。
「宇宙ステーションにいる人はお祈りすべきか？」という問題にブチ当たりました。
ルールとしてはお祈りをしなきゃいけない。
でも…１日５回も時間が取れるだろうか？
無重力空間だったら座る事は出来るのか？
というか超高速で地球の周りを回っているのに聖地の方向を向けるのか？

そこで有識者が会議を行い、こう結論付けました。
「能力に従って、宇宙飛行士が決めれば良い」

結構話の分かる人たちですね。

さて、明日の日記はイスラム・２。
コーランを覗き見ます。