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お墓は日常生活とは違うケガレの場。
死者が出るとお葬式が行われ墓堀人が呼ばれます。
墓堀人は死体を運び埋めますが、それはつまりケガレの場に長く留まる事でもあります。
墓堀人がケガレに侵されぬよう、そして何よりケガレを「こっち」に持ち帰らぬよう、
対策を取る必要があるのです。

そのための方法のひとつが食事。

空腹というのはいわば満たされていない状態。
それだけケガレが入り込む可能性も増えるため、
葬儀を出す家はまず墓堀人に十分な食事を摂らせて「満たされた」状態にする。
その結果、墓堀人が十分に食事を摂った証拠として「お代わりする事」が求められるようになりました。
もうお腹一杯です、だからケガレも入り込みません、なので墓地に行っても大丈夫です…
という事ですね。

ただ実際に2杯以上食べるのは結構シンドイ。
なのでお代わりではなく2工程に分けて盛り付ける事で
これでお代わりしてるんですよ、という風に見なす訳です。

ケガレを許さぬ満たされた存在が2膳分のご飯であるなら、
1膳分のご飯は満たされていないモノ。
それゆえ忌避されるのです。


諸説あるのですが資料が揃いませんで、今回はここまで。
(魔窟のどこかにあったはずなんだが…)
後日、まとめます。
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