あなたの携帯・３

ぷう。　「あのーすいません」

若店員『いらっしゃいマセー？』

ぷう。　「えーとですね、コレコレこういう訳で機種変更をしたくて」

若店員『それでしたらですね？今はコレとコレなんか超お勧めですよー？』

ぷう。　「いや、そういう最新機種じゃなくて。可能な限り安価なモノを、と言いましたが」

若店員『何かご希望とかおありですカー？』

ぷう。　「ご希望はさっきから言ってますが。しばらく一人で見比べさせて下さい」

若店員『はーい分かりましたー。何か御座いましたら声』

ぷう。　「かけますから」

(お目当て機種のサンプル発見。色は３色。お目当ての色もある。品切れ表示無し)

ぷう。　「あの、すいません」

若店員『はいお決まりですカー？』

ぷう。　「この店頭サンプルと同じモノへと機種変更したいのですが」

若店員『はーい、では少々お待ち下さーい…えーとですね、こちらのお色は在庫切れみたいですね』

ぷう。　「在庫に無い色のサンプルが置いてある、と」

若店員『申し訳ございませーん』

ぷう。　「では、同機種色違いなら在庫があるんですね？」

若店員『いや、全色在庫切れなんですー』

ぷう。　「…ではこのサンプルを何のために置いているんですか？」

若店員『申し訳ございませーん』

全て実話。
イライライライラ。
レストランのショーケースに入ったサンプルじゃないんだから、
商品が無くなれば瞬時にサンプルを撤去出来るでしょ…。
携帯への道は遠い。

明日の日記は「超絶に美味い」。