頑張れ鳥取 その１

今年、鳥取県は自県のＰＲ活動として「まんが王国とっとり」を宣言。
アニメ・サブカル系による観光客誘致を図った。

「まんが王国とっとり」の名の元に開催されるイベントは大きく分けて３つ。

国際まんが博、とっとりアニカル祭り２０１２、マンガサミット。

■国際まんが博■
開催は８月４日～１１月２５日
「漫画家ゆかりの街を歩こう」「まんがのロケ地写真展」「原画展」など
複数のイベントを継続的に行う。

・イメージキャラはディズニーのスティッチと不二家のペコちゃん。
・鳥取に行った事が無いトリンドル玲奈をＣＭキャラに採用。
・そのＣＭも、イベント終了前に放送終了。
・開催後一か月が経過しても、公式サイトにはcomming soonが残る→そのままサイト削除
・「来場者数の目標は３００万人」→サイトから削除
・鳥取県は「８月１５日までで、５９万９千人の集客があった」と発表。
注・鳥取県の全人口は約６０万人

来場者数の目標３００万人、の根拠
過去５年間の、８月～１１月の鳥取県全体の観光客数が４２０万人。
これの７掛けで３００万人。

鳥取県　「最初の３日間で３万人は来るよ」
８月４日(土曜)　５５００　開幕日
８月５日(日曜)　４６００
８月６日(月曜)　３７００
１日平均４６００人ｘ開催期間５０日＝２３万人しか…！
３万人を達成したのは８日目とされる。(１日平均３７００人)

鳥取県では既に「水木しげるロード」などの、漫画に関するイベントが行われており
この集客数がそのまま国際まんが博の集客数に上乗せされていた事が判明した。
(水木しげるロード集客数の７掛けを国際まんが博に加算、ではない)
…それを差し引いても１１日間で６０万人というのは猛烈な数で、
おそらく１人の客が「施設Ａ→施設Ｂ→施設Ｃ」を利用した場合「集客数３人」と計上している。

ＰＲの一環として、ダンスを通じて「まんが王国」をＰＲする集団…
「ＰＲキャラバン隊　バードプリンセス」を募集した。
これの参加を希望する者は「株式会社ＤＡＲＡＺ」に連絡する必要があるが、
この株式会社のホームページは無く、連絡先はケータイ。
(株)ＤＡＲＡＺの震災緊急雇用というカタチをとるため、
応募出来るのは被災者、及び特定期日以降に離職した人のみ。
仮にダンス経験が豊富でも、無職でなければ応募出来ない。

バードプリンセスの活動はほとんど不明で、
開催月である８月の予定ですら「未定」の日が多く、
９月１日の時点で確定している９月の活動予定は１日だけ。
このバードプリンセスの活動には、復興予算が充てられている。